『アズールレーン』や『アークナイツ』の運営を担当するYostarの新作『ステラソラ』に動きがあった。2025年5月29日から6月8日の期間にかけて、クローズドβテスト(CBT)が開催されたのだ。
実際にプレイしてきたのだが……正直、めっちゃよかった!!
まず、なにをおいてもキャラクターが最高だったことを伝えたい。かわいい。おもしろい。そして、ちょっとだけ(?)叡智だった。露出だけで攻めるわけではない。フェチを刺激する匠の技が光る。
電車の中でも画面を開けるくらいの露出具合だったと思う。基本的に健全なので、家族の前でプレイしても問題ないだろう。安心安全だ。

加えて、ローグライト要素を含んだゲーム部分がおもしろかった。
手触りがよく、スキル演出もド派手で敵を倒す爽快感がある。強くなっていく実感もしっかり感じられて、ついつい何度もプレイしたくなる。ストーリーをそっちのけで夢中になってしまった。

筆者は、『アズールレーン』をリリース時にプレイして以来の、Yostar社のファンである。
そのため、「Yostarの新作」で「がっつり美少女ゲームっぽい」と知ったときは、高級寿司店の大将から「いいのが入ったよ」と言われるくらいには、ワクワクしたものだ。
当然、公式Xアカウントでお披露目されているイラストもチェックしていた。
【恩恵意志・従業員紹介】
— ステラソラ公式 (@StellaSoraJP) April 29, 2025
『ベスティナ』
大手カンパニー『恩恵意志』に所属する真面目な研修生。
仕事熱心で、どんな業務にも真摯に取り組む。
ホットチョコレートとたっぷりの睡眠が、仕事のモチベーションを維持する秘訣らしい。#ステラソラ pic.twitter.com/OZLyhD9MXM
露出だけに頼らない。むしろ、肌の露出は巧みに抑制されているように見える。
しかし、それこそが匠の技。
衣服を着ているからこそ強調される身体のライン。隠れているからこそのドキドキ感。我々紳士の心の最も柔らかい部分を、的確に、優しく刺激しようとする「信念」を感じる(妄想)。

前置きが長くなったが、この記事はCBTをプレイして感じた『ステラソラ』の魅力を紹介していくものだ。3部構成でお届けしていこうと思う。
第1部:「かわいい」と「フェチ」の暴力で殴られるキャラクターの魅力
第2部:予想以上におもしろくてハマってしまったゲーム部分(ローグライトアクション)について
第3部:CBT内で確認できたゲーム内の各種コンテンツの紹介
なお、本記事はCBT段階でのプレイを基にしており、正式リリース版では仕様が変更される可能性がある点、あらかじめご了承いただきたい。
文/竹中プレジデント
あえて「肌を見せない奥ゆかしさ」にフェチを感じる。ようこそ、紳士の桃源郷へ
さて、本作を語るうえで、まずはなにをおいてもキャラクターの話をせねばなるまい。
「Yostarの新作」と聞いて、多くのユーザーがこう思ったはずだ。「かわいい美少女たちとイチャイチャできるゲームなんだろ?」と。萌え萌えできる作品を想像したに違いない。自分もそうだった。
同士よ。おめでとう。その期待は、寸分の狂いもなく叶っている。いや、期待を上回っていたかもしれない。
今回のCBTにおいて、プレイアブルキャラクター(巡遊者)は20名確認できた。当然と言わんばかりに、全員が女性キャラクター。そう、本作は紛うことなき「美少女ゲーム」なのである。
ゲームプレイ開始直後、紳士の嗜みとして、キャラクターたちのプロフィールを確認しに向かう。目的はもちろん「スリーサイズ表記の有無」だ。古代より伝わる神聖な儀式である。
結果から言おう。残念ながら具体的な数値データは確認できなかった。無念。とはいえ、調査を続けていたところ、『ステラソラ』が持つ特徴的な「癖(へき)」を、ふたつ発見してしまった。
ひとつは「素足を見せない奥ゆかしさ」である。
20名の巡遊者のうち素足はわずか5名。わずか25%の割合だ。他の75%を締める巡遊者は、ニーソやタイツなど何かしらをそのおみ足にまとっているのだ。
しかも、ただ肌を覆ってるわけじゃない。……いい感じに透けてるのだ。これは参った。素足の何倍も刺さる。
素足にしてしまえば、当然だが肌は100%見える。逆を言えば、それだけだ。しかし、あえて肌に衣服をまとい、透過度を調整する……。なるほど。これにより、さまざまな景色が楽しめるというわけだ。
そして、もうひとつ。どうやらこのゲームに登場するキャラたちの装いを見ると、「横の布地」が、いささか無防備のようなのだ。じつに20名中3名。横の景色が開けている。
考えてみてほしい。胸が大きければ、谷間が生まれるのは自然の摂理だ。しかし、横はどうだろう? 普通の衣服ではなかなか見えるものではないはずだ。
そう……あえて狙わなければ。開発陣は、我々に対してその美しい景色をお出しくださっているのである。


そういえば……今回のCBTのスタート画面のビジュアルがこれ(下記画像)だったのも、開発陣からのメッセージだったのかもしれない。

チャットのやりとりはもちろん、登場する女の子たちとデートもできちゃう
本作は、美少女キャラクターを眺めて、ただただニヤニヤするだけのゲームではない。そこはYostar、彼女たちとの交流要素もしっかり押さえてくれている。
まずはチャットツール「ココチャ」。出会った仲間とチャット会話を楽しめる代物だ。
このツールを使って、他愛もない日常会話をしたり、ギフトを贈れたり(信頼度が上がる)、デートに誘えたりもする。デート!! いい響きだ。
デートに誘うと、洞窟、スイーツショップ、マーケットの中から場所を選択することに。場所によっては「特殊回想」が発生するようだ。どのような条件か現時点ではわからなかったので、正式リリース時を楽しみに待ちたい。
デートをしたり、ギフトを贈ったり、パートナー任務に設定されている行動を行うことで信頼度が上がっていく。
そして、信頼度Lvが一定に達すると、個別ストーリー(巡遊者ストーリー)が解放される。彼女たちと仲を深め、メインストーリーでは描かれきれない内面を知ることができるというわけだ。
このストーリーを進めていくと、ある段階で特別なシーン(フォトメモ)が見られるようになる。
これがもう……めーーーーちゃくちゃかわいい!!!
他の人の前では見せないような特別な表情、近すぎる距離感、ボイスつきによる臨場感……。試しに何人かの「フォトメモ」を解放して見てみたが、破壊力がすさまじかった。このシーンを見るために、ガチャをひくモチベになりそうだ。
そのほかにも、キャラクター画面では、名前、生年月日、所属、特技、住所、巡遊者歴、武器、雇うための費用、巡遊者になった理由などなど、かなり細かい情報を知れるようになっている。
同じ画面でボイスも聞けるようになっていて、日常ボイスや戦闘ボイスなど80を超えるボイスが確認できた。
なお、キャラクターたちの表情差分も非常に豊富。正式リリース後は、スクショ集めが捗りそうだ。
ローグライト要素を含む戦闘の手触りはいい感じ。スキル演出もド派手で敵を倒す爽快感がある
あくまで筆者個人の感覚としてだが、CBT参加前の段階における『ステラソラ』への期待値の8割くらいは「キャラクターとストーリー」に向けてのものだった。
ストーリーについては、まだ序盤の展開をちょろっと見ただけなのだが、コメディとシリアスがいいバランスで、かなり好み。加えて、キャラクターについては大満足。紳士の理想郷が作り上げられている。
だが、である。予想外のことがおきた。
ゲーム部分、ローグライトアクションに夢中になっている自分がいたのだ。
まず、バトルの手触りがいい。爽快感がある。
本作は見下ろし型のアクションとなっており、プレイヤーが操作する「主力」1キャラと、スキルや必殺話でサポートする「支援」2キャラでパーティを編成して、戦闘に挑む形式となっている。
バトル中に行うアクションは意外と多い。メインで操作するキャラの移動、通常攻撃(自動)、スキル、必殺技。加えて、支援キャラ2名のスキルと必殺技。つまり、移動以外に6つのアクションのリキャストやゲージ管理をする必要があるのだ。
ふだんの戦闘はオートモードにお世話になりっぱなし。操作するとしたらストーリーを読み進めるためのクリックくらいな美少女ゲーマーにとっては、大忙しである。
とはいえ、移動以外のアクションを自動で発動してくれる「セミオート」設定が便利で、CBTではこれを活用して問題なく攻略していけた。手動操作のほうが効率よくプレイできるだろうが、手軽にプレイできる選択肢があるのはありがたい。
なお、今回、筆者はPC環境にコントローラーを接続してプレイした。スマホプレイの感触は未体験なのでちょっと気になっている。SNSの反応を見る限り、手触りはよさそうだったが、リリース後に自分でも体験したいものだ。

また、強くなっていくことの楽しさ、実感もしっかり味わえた。
本作のゲームサイクルは、以下のようになっている。
星ノ塔を探索して、強い編成(データ)を作る
↓
そのデータを使って各種コンテンツを攻略
↓
そこで獲得した素材を使ってさらに育成を進める
↓
育成した巡遊者たちで再び星ノ塔へ
本作のメインコンテンツである星ノ塔。この塔を登りながらチームを強化していく。そして、最上階のボスをクリアすることで、攻略したチームの編成データが生成される。
そのデータを使って、各コンテンツをクリアしていくことで、プレイヤーレベル(権限レベル)の経験値がたまったり、巡遊者やロスレコ(装備的な要素)の育成素材を獲得できる。
その素材を使って巡遊者を強化して、さらに高難度の星ノ塔にチャレンジ……というのが、基本的なゲームサイクルだ。


プレイ開始直後というのもあるだろう。プレイするたびに目に見えてどんどん強い編成データが更新されていく。そのため、「もう1回、もう1回」とやめどきを失って、プレイを続けてしまった。
もともとの予定では、キャラを愛でて、何度もストーリーを読み直そうと思っていたのだが……。今回のCBTでは、戦闘をしている時間のほうが圧倒的に長くなってしまった。いい意味で裏切られた。
CBTで確認できたゲームコンテンツを紹介するぜっ
最後に、今回のCBT内で確認できたゲーム内の各種コンテンツを、駆け足ではあるが紹介していこう。
ここまでの情報で『ステラソラ』に興味を持った方、あるいは残念ながら今回のCBTには参加できなかったが、リリースを心待ちにしているコアなファンの方は、どんなゲームなのか把握するのに活用してほしい。


メインストーリー








育成システム





主要コンテンツ







『ステラソラ』の正式リリースがいつになるのかは、まだわからない。
だが、来るべきその日に備え、我々はただ、期待に胸を膨らませながら待つのみだ。この星空の下で、再び彼女たちに会える日を、心から楽しみにしている。
事前登録はスタートしているので、気になる方は今のうちに登録しておくといいだろう。6月3日時点で全世界300万人を突破したというアナウンスがあった。記念動画がまたかわいいので、ぜひ見てほしい。
【事前登録300万人突破】
— ステラソラ公式 (@StellaSoraJP) June 3, 2025
『#ステラソラ』 の事前登録者数が全世界300万人を突破しました🎉
魔王さん、応援ありがとうございます!
記念として、『空白旅団』のみんなが旅の途中でひと休みする様子を、
動画でお届けします🎥
事前登録がまだお済みでない方は、以下のリンクよりぜひご参加ください♪… pic.twitter.com/wkgi8Xi5VG
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