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「FGOフェス」に行ってきた!Live2D&バイノーラルボイスのサーヴァントと“ふたりきりで秘密の時間”を過ごせる洋館、リアルサイズの宝具など超てんこ盛りの祭典

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今年の8月12日で配信開始から10周年を迎える、スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)。そのリアルイベント「Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~」が、8月2日と3日の2日間、幕張メッセで開催された。

今回のイベントでは、この10年間という歴史を象徴するように、さまざまな展示物やアトラクション、ステージイベント、ゲームコーナー、物販などてんこ盛りの内容となっていた。

特に今回の取材日でもある初日の8月2日は台風直撃という心配もあったものの、幸いなことにイベントがスタートするときにはすっかり快晴。絶好の夏日和となった。

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入場口である「ウェルカム・ガーデン」には、開場を待ちわびる多くのファンが集結していた。そこで来場者たちを待ち受けていたのは、『FGO』の歴史を振り返るような映像と、着ぐるみ、そしてコスプレイヤーたちだ。

「ウェルカム・ガーデン」には本作の原点である7クラスのモニュメント「Monuments of the Servant Classes」が飾られており、ゲームの世界に迷い込んできたかのようだ。

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目の前で繰り広げられる映像を見ながら、開場の瞬間を待つ来場者たち。
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着ぐるみとコスプレイヤーたちが来場者をお出迎え。

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ということで、少々前置きが長くなってしまったが、こちらの記事では初日に行われたイベントの模様をフォトレポートとしてお届けしていく。

文・取材/高島おしゃむ
編集/anymo

カルデアの城下町を再現した「キャッスルタウン・カルデア」

カルデアの城下町の様子を再現したエリアが「キャッスルタウン・カルデア」だ。オレンジやピンク、ライトグリーンなど、明るい色合いの建物が建ち並んでおり、その前には『FGO』に登場するキャラクターたちのスタンディが飾られていた。

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カラフルな街並みを再現した「キャッスルタウン・カルデア」。

3択で『FGO』の問題に答えていく「モリアーティのFOGクイズ」自分がすきなサーヴァントと霊衣を選んで写真が撮れる「英霊召喚フォトスタジオ」などの体験コンテンツも楽しめるようになっていた。

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『FGO』の知識が試される「モリアーティのFOGクイズ」。

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サーヴァントたちと記念撮影ができる「英霊召喚フォトスタジオ」。

会場内には「キャッスルタウン・カルデア」に限らず、さまざまなエリアに異なるキャラクターのスタンディが設置されていた。

近くのスピーカーでキャラクターたちのセリフも聞けるほか、QRコードをスマホで読み取ることでスタンプがもらえ、あわせて録り下ろしボイスも聴ける豪華仕様となっていた。さらに、スタンプをエリア内ですべて集めることで、オリジナルスマホ壁紙もダウンロードできた。

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スタンディからはキャラクターの声も聞けるようになっていた。

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パーティに招かれたような気分が味わえる「アヴァロンズ・シャトー」

洋館をイメージしたエリアとして展開されていたのが、「アヴァロンズ・シャトー」だ。大きく分けてふたつのコンテンツに分かれており、正面から見てとても目立っていたのがスタンディ展示のエリアだ。

正面から館内に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのがマリー・アントワネットとテノチティトランのふたりが、赤絨毯が敷かれた階段から下りてくるシーンだった。

他にもアート風のイラストがいくつも展示されており、全体的に気品漂う雰囲気が楽しめるようになっていた。

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洋館風の見た目をした「アヴァロンズ・シャトー」。
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入り口付近から何かが見える……!?
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階段にはマリー・アントワネットとテノチティトランの姿が!

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館内には、スタンディ以外にも様々なイラストが飾られていた。

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「アヴァロンズ・シャトー」のメインコンテンツともいえるのが、「La chambre etoilee(ラ・シャンブル・エトワレ) 」。こちらは、魔術が施された不思議な洋館に招かれたマスターが、秘密の部屋でサーヴァントと過ごすことができるというものだ。

エリア内に入ると最初にオープニングムービーが見られるようになっており、その後、それぞれが個室に移動。その中で、6人のサーヴァントの中からお気に入りのキャラクターを選んで映像が楽しめるというもの。

縦長のスクリーンに映し出される映像はリアルなサイズ感になっており、迫力満点。キャラクターがLive2Dでリアルに動くほか、バイノーラルボイスで特別なセリフを楽しむことができる……という、まさに「ふたりだけの秘密のひととき」を過ごしているような気分が味わえるのである。

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「La chambre etoilee」の入り口。
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本に囲まれたエリアで、オープニングムービーが観られるようになっていた。
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ずらりと並んだ個室。それぞれで、6人のサーヴァントからひとりを選んで映像とセリフが楽しめるようになっていた。

森の香が漂ってくるエリア「ミステリアス・フォレスト」

まるでうっそうとした森の中に迷い込んでしまったかような体験ができるのが、「ミステリアス・フォレスト」だ。

魔法と伝説に彩られた幻想的な森をイメージしたエリアとなっており、どこか森の奥深くにいるときのような香りも漂っていた。このエリアでは、複数のスタンディを展示するとともに、いくつかのアトラクションも楽しめるようになっていた。

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幻想的な森をイメージしたエリア「ミステリアス・フォレスト」。

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中央付近で展開されていたアトラクションが、「移動聖杯を捕獲せよ!」。何やらすごい名前が付けられているが、ルールは昔なじみの「輪投げ」だ。ゲーム開始と共にテーブルが回転。その上に乗っている聖杯を狙っていく。

もうひとつのアトラクションは「道満呪符飛ばし」だ。こちらは、道満から借りた呪符を投げつけて、森の中に潜むエネミーを撃退するといった遊びが楽しめるようになっていた。いずれのゲームもクリアしたときの特典のほか、クリア出来なかった人にも参加特典がプレゼントされていた。

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こちらは輪投げで得点を競うアトラクションのせよ!」。
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呪符を投げてエネミーを退治する「道満呪符飛ばし」も体験できるようになっていた。

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様々なビジュアルや宝具、衣装などを一同に展示した「メモリアルギャラリー」

ゲーム内のさまざまなビジュアルが見られるほか、リアルに作られた宝具にくわえて、声優の島﨑信長さんがステージイベントで身に付けた衣装を展示した「メモリアルギャラリー」だ。

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イメージアートのコーナーでは、過去に行われた歴代フェスのメインビジュアルやイメージアート、描き下ろしサーヴァントなどの資料がずらりと並べられていた。それぞれのフェス単位でモニターに映像が流されており、感慨深いものとなっていた。

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島﨑信長さんが身に付けた衣装は全部で14着用意されており、今回のイベントで使用されたもの以外はいずれも間近で見られるようになっていた。こちらも靴や小物なども含めて同時に展示されていたのだが、あらためて近くで見ると想像以上に精巧に作りこまれていた。

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「メモリアルギャラリー」では、多くのアクリルスタンドも飾られていた。ジオラマ風の作りの台座にそれぞれのキャラクターが並べられていたということもあり、スタンディとはひと味違う写真映えするような見た目になっていた。

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この「メモリアルギャラリー」の最大の見どころとも言えるのが、スタンディとともに飾られていたリアルサイズの宝具である。今回の展示では、ジャンヌ・ダルクの旗やダヴィンチの宝具などに加えて、新たに作られた希望築く人理の盾(ロード・カルデアス)も展示されていた。

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デジタルゲームにも挑戦できる「コロシアム・マウンテン」

最後にご紹介するエリアが、「コロシアム・マウンテン」だ。こちらはメインステージとは別にサブステージなども行われていたほか、ダメージの数値を争う「チャレンジクエスト ~コロシアム・マウンテン~」や、剣闘士認定試験に挑戦するデジタルゲーム「アーキタイプ・コロッセオ ~目指せ!剣闘士への道~」などのミニゲームに挑戦できるコーナーも用意されていた。

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「アーキタイプ・コロッセオ ~目指せ!剣闘士への道~」では、3種類のミニゲームがプレイできるようになっていた。こちらは敵と味方を見分けて攻撃して区「Artsの試練」だ。

ほかにも物販コーナーの「カルデアマーケット」や飲食コーナーの「カルデアキッチン」など、オープン直後から多くの人たちで賑わっていたコーナーも。

来場者たちがイラストやメッセージなどで思いの丈を描き込むことができる「メッセージフラッグ」も設置。みるみるうちに、熱意のこもったメッセージでスペースが埋められていった。

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こちらは「メッセージフラッグ」のコーナー。

今回の「Fate/Grand Order Fes. 2025 10th Anniversary~」をご紹介してきた。これ以外にも多数のステージイベントなども行われており、充実の2日間であった。会場の隅から隅までFGO尽くしの本イベント、次回の開催にも期待したい。

ライター
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。
編集者
3D酔いに全敗の神奈川生まれ99’s。好きなゲームは『ベヨネッタ』『ロリポップチェーンソー』『RUINER』。好きな酔い止めはアネロンニスキャップとNAVAMET。
Twitter:@d0ntcry4nym0re

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