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VR初日の出、VR福笑い、そしてVR食事!? すべてが仮想空間で完結する「VR新年会」を開いてみた

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 「PlayStation VR」や「Oculus Rift」といった高性能なVR機器が一般家庭向けに発売され、「VR元年」と呼ばれた2016年。2017年にはVRの可能性を広げるイベントやゲームがさらに増え、仮想空間がより身近になる飛躍の一年になると予想されている。

 そんなVRの進化に向けて期待に胸を膨らませているのが、あらゆるVRゲームをプレイし尽くすドワンゴVR部の面々だ。彼らは思いついた。「せっかくだし景気づけにVR空間内で新年会をやろう!」と。

 VRで初日の出を拝んだり自作のVR福笑いをプレイしたり、VR空間内でピザを見ながらお菓子のピザを食べたり……。思いつく限りのアイデアで徹底的にVR正月を楽しむ彼ら。VR部と一緒に2017年の仮想空間の可能性を体験してみよう。

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VR空間から「あけおめ」

皆さんあけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます! 私たちは高級マンションの最上階で新年を迎えております。

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オンラインで同じ空間を共有できる「Bigscreen Beta」というアプリの中に集合しました。

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現実は会社の一室。

もともとはVR空間内でオンラインミーティングをしたり、スクリーンを共有して同時に作業したりするためのアプリですね。

ミーティング用のアプリですけど、みんなで同じ空間で「過ごす」だけでも楽しいんですよね。私は毎晩家に帰るととりあえず部屋を立てて、誰かが遊びに来るのを待ってます

サークルの部室みたいなノリですね。なんとなく時間と空間を共有できるという。

ただ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)をかぶりながらだと手元が見えないので、キーボードやマウスを操作するのが大変ではありますけどね。

身体が覚えていれば簡単ですよ! 現実よりVR空間のほうが居心地がいいので、深夜はたいていHMDをかぶってこの中で作業してます。

そうなんですか……。

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100インチのプロジェクターを気軽に空間に浮かべて画面共有できたり、アプリの出来はすごくいいですよね。

まだVRはオンラインでの活用例が少ないですけど、オンラインVRの可能性を感じさせてくれるアプリですね。

自作VR福笑いで年始を祝おう

せっかく集まったことだし、みんなで「Tabletop Simulator」で遊びましょう。

コマやサイコロ、カード類などを自由に作っていろんなテーブルゲームが遊べるというアプリです。オンライン上に仮想のテーブルを提供しているわけですね。

誰かが作ったボードゲームが大量に用意され、自由に遊ぶことができます。

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初期はチェスをプレイしようとするとコマが吹っ飛んでいったりしたんですが、現在は物理演算がかなり改善されましたよね。

はじめはそういう不条理さを楽しむゲームだったんですが、いつの間にか真面目なボードゲームシミュレータになってさらに楽しくなったという感じです。

でもコマが多いボードゲームはまだまだ大変ですね。麻雀するのは大変ですよ。牌を取ってくるだけで一苦労です。物理演算で牌の山を崩さないように気をつけながら、1牌ずつ配牌をツモってくるだけで5分かかったりしますからね。

まだまだ発展途上というわけですね。

これのいいところは、VRに対応してないプレイヤーも一緒に遊べるんですよ。なのでオンラインVRゲームとしては珍しく常に人がたくさんいますね。

ボイスチャットもできて、一緒に卓を囲んでいる感じがそのまま再現できます。

というわけで今回は、このVR新年会のために特製の福笑いを作ってきました

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画像はデザイナーにお願いして特別に描き下ろしてもらいました。トークンと呼ばれるオブジェクトに画像を貼り付けてサイズ調整して出来上がりです。

特殊なスクリプトなしに用意できるのが手軽でいいですね。

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しかもSteam Cloudにアップロードするとオンラインでみんなで共有できるんですよ。

Steamの仕組みとうまく噛み合っているのがいいですね。

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一人が目を閉じ、他の人がボイスチャットで置く場所を指示する。greenspa「ちゃんと動くし、スイカ割り的な楽しさがありますね」

「Google Earth VR」は俯瞰型コンテンツの未来

続いては初日の出を見よう! ということで、「Google Earth VR」に飛び込んでみましょう。

外は寒くて出歩きたくないですからね。

初めて体験したけど、これはすごいですね。 Google EarthをVR化したというだけでもう圧倒的です。有料クソゲーを漁ってる場合じゃなかったですね。無料でこんないいものが出ているとは。

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東京タワーから見る初日の出。

VRって今は一人称の没入型視点が大勢を占めているけど、俯瞰型視点もすごく楽しいんですよね。高度と視差が連動して、地球のミニチュア感がVRでうまく表現されている。

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VRを俯瞰視点で、ミニチュア表現で活用した例って結構少ないんですよ。等身大のプレーヤー視点で空間内に両手があって、等身大の、1/1スケールの物を触るゲームが圧倒的多数ですからね。このクオリティになっているのは驚きですよね。

時間を一瞬で変えられるUIも独特ですよね。空をつかむと太陽をぐるっと回せて、好きな時間帯の空に変えられる。

自分で太陽を動かして初日の出が見られるわけですね。

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山頂からの初日の出を楽しむことも。

カクカクのワイヤーフレームでフライトシミュレーターをやっていたのが遠い昔のようです。あの頃の夢がGoogle Earth VRには詰まっています。

たしかにこれを基にしてフライトシミュレーターできたら最高ですよね。

移動中はVR酔い防止のためにかなり視野が狭くなるんですが、酔ってもいいので視野を広げて空を飛んでみたいですね。

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移動中はVR酔い防止のため視野が狭くなる。

しかも無料ですよこれ。

建物の3Dモデルは写真からの自動生成のはずですし、そのベースになっている衛星写真やストリートビュー、この圧倒的なデータ量はGoogleにしかできないですよね。

いまのインディーズがメインのVRゲーム界では、Googleのような巨大資本に勝とうと思うのは不毛な戦いかもしれないですね……。

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