VRとスポーツの可能性
では、正月と言えば羽根つき……はないので、かわりに卓球をやりましょう!
じゃあ「Eleven: Table Tennis VR」をプレイしましょうか。
このゲームは特に触覚フィードバックがいいんですよね。HTC Viveのコントローラには繊細な触覚を再現するためのアクチュエータが内蔵されてるんですが、その性能が遺憾なく発揮されています。ピンポン球がコツンコツンとラケットに当たる感じが違和感なく再現されています。
Viveコントローラーは先端が重くなっているので、ラケットの再現として最適なんですよね。
Oculus Touchは素手感覚が売りですけど、卓球のようなラケットゲームは棒状で先端が重いViveコントローラーにぴったりといえますね。
Viveコントローラーの精度の良さをあらためて感じますね。スピンも綺麗にかけられるし。
卓球台って意外と大きくて、動く範囲が広いので、ルームスケール対応のHTC Vive向きですね。 PS VRやOculusだと難しいかもしれません。
日本の家庭では難しいかもしれないですね。現実の壁を意識しながら動き回るのは怖いですよね。
もう一つの卓球ゲーム「Paddle up」もプレイしましたが、こちらはボールやフィールド、プレイヤーのアバターなどを自由に選べるのが特徴です。
ボールの動きに炎のエフェクトがついたり、 フェルトの硬さを選べたり、宇宙空間でプレイしたり……。
温泉卓球みたいな楽しさがありますね。
「Paddle up」 ではプレイ場所のひとつとして、「Bigscreen Beta」で使われてるの高級マンションのベランダと同じモデルが流用されているんですよね。
常にVR空間内で生活していると「いつもの部屋で遊んでいる」って感じですね。
……。
えっ、そんなことないですか?
そんな長時間VRで生活してる人いないですよ。
無駄に凝った釣りゲー「Ice Lakes」
続いては釣りにでも行きましょう、ということでアイスランドまで行ってワカサギ釣りをしてきました。
氷に穴を開けてひたすらワカサギを釣るだけのアイスランド発ゲーム、「Ice Lakes」です。
氷上で一人きりで、無言で魚を釣るだけなんですが、妙に面白くてずっと遊んでいます。まさに禅の境地で、毎日30分くらい無言で釣っていると癒やされますよ。
毎日やってるんですか……?
音声チャットをつないでダラダラしゃべりながら釣るのもいいですね。
長時間まったりやれるVRゲームはほとんどないですからね。こういうのがあってもいいですね。
VR酔いとは無縁ですからね。
ルアーが100種類くらいあってそれぞれ魚に対する向き不向きがあるとか、空けた穴にだんだん氷が張ってしまうのでときどき水面をすくってやらないといけないとか、そういう細かいところに無駄にこだわっています。
かかったときのフィードバックがコントローラーにコンコンと来るのも楽しいですね。
どんなハードにも釣りゲーはありますけど、これはリアルな方向に進化してますね。
これなら何時間もかけて釣りに行かなくてもいいし、釣りのいいところだけ楽しめるゲームですね。
食事もVRで済ませる未来
釣りでお腹が空いてきたところで、ピザを食べましょう! 「Tabletop Simulator」には誰かが作った「ピザが目の前に届くだけ」のmod(Somebody order a Pizza? )もあるんですよ。
箱の油染みとかも再現されてて微妙にリアルですね。
というわけで皆さんのためにピザを用意したので、VR空間内でピザを見ながら味わってもらえればと思います。
あ、これはおいしいですね。チーズが温かいし、サラミも美味しいし、ちゃんとピザの味だし。
意外と好評ですね。
普通にピザ食べてる感じするよね。
ピザを目の前に見ながらだと、まったく違和感ないですね。ちょっと小ぶりなピザだったかな?
リアルで生きるのは面倒なので、2017年は食事もこうやってVR内で済ませるようになりたいですね。
皆さんVR新年会にお付き合いいただきありがとうございました。VR部は2017年もさまざまなVRゲームをプレイし尽くしていきたいと思います!
<記事中でプレイしたVRアプリ・VRゲーム>
コンテンツ アプリ・ゲーム名 高級マンション Bigscreen Beta 福笑い・ピザ Tabletop Simulator 初日の出 Google Earth VR 卓球 Eleven: Table Tennis VR Paddle up ワカサギ釣り Ice Lakes
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