第12話のあらすじ
1980〜1990年代というゲーム業界の「青春期」に大奮闘したゲームクリエイターたちの、熱くて、若くて、いきすぎた思い出を田中圭一先生がたずねる『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』。
第12回は、『決戦』のプログラマーであり『ガンダム無双』をはじめとした他社とのコラボ作品のプロデューサーである、コーエーテクモゲームス社長・鯉沼久史さんをゲストにお迎えしました。
1994年、「アクションゲームを作りたい!」という想いで光栄に入社し、希望通りω-Force(オメガフォース)の前身となる「アクションゲーム課」に配属された鯉沼さんでしたが、会社の方針によりやむなくいろいろな開発チームを渡り歩くことになってしまいます……。
そんな彼の転機は、PS2の登場でした。
社運を賭けた『決戦』のプログラマーとして抜擢された鯉沼さんは、『決戦』をPS2のローンチタイトルとして成功に導いた後、社内のさまざまな開発チームが持つライブラリを統一することに尽力します。
その後プロデューサーに転身、『無双』シリーズ初のコラボタイトル『ガンダム無双』に開発に着手します。バンダイナムコゲームス(現バンダイナムコエンターテインメント)とサンライズの協力を得て、なんとかPS3のローンチタイトルとしてリリースすることができましたが、売上本数は決して芳しくはありませんでした。
「このタイトルがコケると、今後のコラボも難しくなる……」
この窮地を脱するため、シブサワ・コウ氏とともに取った一手とはいったい何だったのでしょうか?──『北斗の拳』や『妖怪ウォッチ』など、そうそうたるタイトルとのコラボを次々と実現させ、ついには社長に駆け上がった鯉沼さん版”太閤記”をお届けします。(編集部)
【鯉沼さんプロデュース最新作『進撃の巨人2』が好評発売中!】
「進撃の巨人」の世界を忠実に再現したアクションゲーム第2弾! 迫りくる巨人の恐怖を肌で感じながら、空中を自由自在に駆け回る“立体機動アクション”で巨人を討伐していこう。
30人超と大幅に増えたプレイアブルキャラクター、原作キャラクターたちとの交流を楽しめる「日常パート」の導入など、あらゆる要素が強化されている本作は、PS4、PS Vita、Nintendo Switchの3機種で遊べます!
【プレゼントのお知らせ】
コーエーテクモゲームス社長 鯉沼久史さんサイン入り
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) July 12, 2018
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PlayStation Vita版『進撃の巨人2』を1名様にプレゼント!@denfaminicogameをフォロー&このツイートをRTで応募完了です。
受付は7/19(木)まで。当選者にはDMでご連絡します。
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【田中圭一連載:バーチャロン編】「ロボットが主役のゲームは絶対にヒットしない」。亙重郎はどのように社内の反対を乗り越え、業界のジンクスを覆したのか【若ゲのいたり】田中圭一先生による人気連載『若ゲのいたり』第9話もあわせてお楽しみください。『電脳戦機バーチャロン』の生みの親・亙 重郎さんをゲストにお迎えしました。
『バーチャファイター』の大ヒットにより、業界のトレンドはポリゴンにシフトしていく最中、“ローポリゴンでもロボットならゲームファンを魅了できるはず”としてアクションを起こしたのが亙さんでした。
しかし、当時の業界には「ロボットが主役のアーケードゲームはヒットしない」というジンクスがまことしやかに囁かれており、企画段階から上層部の大反対が……。