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「Nintendo Direct 2018.3.9」まとめ。Nintendo Switch版『Undertale』、クラッシュ・バンディクーの参戦、『スプラトゥーン2』追加DLCなど多彩な情報が発表

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 任天堂は3月9日、「Nintedo Direct 2018.3.9」を配信した。今回はニンテンドー3DSとNintendo Switchの新作タイトルラインナップを紹介していく内容で、Nintendo Switch向け『大乱闘スマッシュブラザーズ』最新作が発表されるといったサプライズも飛び出した。

 この記事は、3月9日に配信された「Nintendo Direct」の最新情報を、1本の記事にて適度な情報量で“ほどよく”まとめてみることを意図したものだ。

 まず前半戦となるニンテンドー3DS向けの新作情報では、シリーズ最新作『メイド イン ワリオ ゴージャス』が正式発表。また、『マリオ&ルイージRPG3』と『ルイージマンション』のリメイク作品の存在も明らかにされた。

 さまざまなミニゲームを矢継ぎはやに攻略していく『メイド イン ワリオ』の最新作『メイド イン ワリオ ゴージャス』は、8月2日にリリース予定。シリーズ最多の300種類ものゲームを収録しており、ボタンや傾き、タッチにマイクと、多彩な操作に対応するという。
 また『マリオ&ルイージRPG3 DX』は、2009年にリリースされたニンテンドーDS向け『マリオ&ルイージRPG3』のリメイク作。巨大なクッパが闘う巨大化バトルが一新され、またクッパJr視点となる新たな物語も追加されている。リリース時期は2019年を予定。
 そして2019年に発売予定の『ルイージマンション』は、2001年にニンテンドゲームキューブ向けにリリースされた、ルイージがお化け屋敷を探索するアクションアドベンチャー。こちらもリメイク版となっており、ニンテンドー3DSの下画面にマップを表示する機能や、一度倒したオバケと何度も戦えるモードが追加されている。

 このほか、タワーディフェンスとレーシングアクションの要素が集合した『ザ・デッドヒート ブレイカーズ』(4月26日発売)と、なぜかピカチュウ役の声優が大川透【※】という異色のアドベンチャーゲーム『名探偵ピカチュウ』(3月23日発売)の最新映像も公開。Nintendo Direct終了後には、それぞれ体験版の配信も開始されている。

※大川透
『鋼の錬金術師』のロイ・マスタング、『攻殻機動隊 S.A.C』のサイトー、『ひぐらしのなく頃に』の富竹ジロウなどを演じてきた人物。

 さて、Nintendo Switchでは、来週3月16日に発売予定となっている『星のカービィ スターアライズ』の「ドリームフレンズ」機能と無料アップデートの告知を皮切りに、多数のタイトルの最新情報が発表された。
 冒頭でも触れたNintendo Switch向けの『大乱闘スマッシュブラザーズ』最新作は、Nintendo Directの最後に登場しており、今回、最大のサプライズだったと言えるだろう(※参考記事)

 その直前に公開されたのが、『スプラトゥーン2』の最新アップデート情報である。4月下旬にはバージョン3.0が配信予定で、100種類以上の新ギアが登場。また、「ショッツル鉱山」「モンガラキャンプ場」「スメーシーワールド」といった新ステージや、S+以上になると思われる“ウデマエX”も追加される。また、特定の条件を満たした際には、前作に登場したシオカラーズのアオリがついにゲーム内で見れるようになるという。
 このほかサプライズとして、シリーズ初の有料DLCとなる「オクト・エキスパンション」がイカ研究員より発表された。従来とは異なる都会的でダークな雰囲気のPVを見てもわかるように、本作はタコの姿を持ち「8号」と呼ばれているキャラクターが主人公の、新たなヒーローモード。
 追加コンテンツでは、記憶を失った彼女が、地下に広がる80もの実験施設をめぐることになるという。なお地下世界から脱出したあとには、タコの姿でオンライン対戦に挑むことが可能。リリース時期は2018年夏、価格は1800円とされている。

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(画像はYouTube | スプラトゥーン2 [Nintendo Direct 2018.3.9]より)

 Nintendo Switch向けタイトルの最新情報としては、スクウェア・エニックスの『OCTOPATH TRAVELER』も登場し、7月13日に発売日が決定した。同作は“HD-2D”と呼ばれる、昔ながらのドット絵に3DCGの画面効果を加えたビジュアルが注目を集めている。
 映像内では、新キャラクターである商人トレサと薬師アーフェンが新たに紹介。また、そのキャラクターが本来持つベースジョブと別のジョブを組み合わせ戦略的に戦うバトルジョブシステムの概要も明らかにされている。

 ほかにも目ぼしい情報を見ていくと、先にPC、プレイステーション4、プレイステーション Vita向けにリリースされ、国内外で大ヒットとなったToby Fox氏の人気インディーゲーム『Undertale』のリリースが決定。発売日が“そのうち”と表記されているのは、Toby氏らしい遊び心だ。ほかのバージョンと異なる操作やネタが取り入れられているのかは気になるところ。

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(画像はNintendo 公式チャンネル|UNDERTALE [Nintendo Direct 2018.3.9]
より)

 またインディーゲームという面では、さまざまなシチュエーションで解決していくRPG『ゴルフストーリー』も登場。イロモノかと思いきや、同作は海外メディアで『MOTHER』のようなチャーミングなRPGパートが高評価を受けている。こちらはさっそく本日より発売開始となっているので、気になった読者はニンテンドーeショップをチェックしてみよう。

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(画像はNintendo 公式チャンネル|クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり! [Nintendo Direct 2018.3.9]より)

 プレイステーション4向けに先日リリースされた『クラッシュバンディクー ブッとび3段もり!』も2018年にNintendo Switchでリリース決定。初期3部作をリメイクに近いかたちで、しかし原作にできる限り忠実に再構築した作品だ。

※Nintendo Switch版『DARK SOULS REMASTERD』では、プレイヤーたちから愛される太陽の戦士ソラールがまさかのamiibo化。

 また、事前に最新情報の解禁が告知されていた6月22日発売の『マリオテニス エース』では、発売前の先行オンライン大会が開催されることが発表。
 ゲーム内容についても、ラリー中に溜まっていく「エナジーゲージ」が新たに追加され、それを消費して打ち相手のラケットにダメージを与える「ねらい打ち」や「スーパーショット」、これらをダメージを受けずに返せる「ブロック」、また難しいが成功するとゲージが大きく溜まる「テクニカルショット」などが新たに追加されている。まわりの時が遅くなる「加速」というギミックもゲージを消費して使用可能で、溜まったエナジーを攻撃に使うのか防御に使うのか、とっさの戦略的なプレイが求められそうだ。

 このほかでは、『ファンタシースターオンライン2 クラウド』が4月4日のサービス開始となったほか、Joy-Conをバチのように振ることができる『たいこの達人 Nintendo Switchば~じょん!』が2018年夏にリリース決定。『進め!キノピオ隊長』がニンテンドー3DS版とともにNintendo Switchにて7月13日に発売されることとなった。
 また今回のNintendo Directでは、『大神 絶景版』『超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido』『Travis Strikes Again: No More Heroes』『サガ スカーレット グレイス 緋色の野望』の最新映像も公開されている。その内容はそれぞれのリンクから確かめてみてほしい。

 2018年、昨年の大躍進の勢いをNintendo Switchが保つことができるのか、またニンテンドー3DSではいったいどのような作品が登場するのか。今後もNintendo Directの情報に期待したい。

文/ishigenn

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ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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