7月11日、Modus Gamesより巨大ロボ戦闘アクションゲーム『Override: Mech City Brawl 』(以下、『Override』)が正式発表された。
発売予定日は2018年12月4日、プレイステーション4・Xbox One・PC向けにリリース予定だ。
開発元はブラジルのゲーム開発会社The Balance Incで、2014年から同作の開発を進めていた。Modus Gamesは2018年4月に3Dバイオレンス・アクションゲーム『Extinction』(開発:Iron Garaxy)をリリースした北米のパブリッシャー。
『Override』は、特撮や怪獣、スーパーロボットもの好きにはたまらない、“男の子心”をくすぐるゲームデザインとなっている。
特撮もので怪獣がビルを壊したり、ヒーローが怪獣の攻撃を受け、ビルを巻き込みながら倒れたりするさまに興奮したことがあるだろうか。『Override』ではその興奮をありのままに体験できる。
ロボットたちが闘うステージは、東京・エジプト・サンフランシスコ・メキシコなどの実際の都市をモデルにしており、いくつもの高層ビルが林立している。そうした建造物を派手に壊しながら、巨大ロボどうしの戦闘を楽しむことができる。
また、多彩なゲームモードも搭載しており、ひとり用のストーリーモード、オーソドックスなふたり対戦のほか、最大4人までのプレイも行える(画面を分割してのプレイも可能)。対戦モードはローカル・オンラインの両方に対応している。
とりわけ目を引くのは1機のロボットを最大4人まで分担して操作するCo-opモード。トレーラーでは、ロボットの脚・右腕・左腕・メインパイロットを4人のプレイヤーがそれぞれ操作する様子が見られる。
ひとりで操作するよりも格段に難度が高そうだが、うまく呼吸が合えば今までにない操作感を味わえるだろう。
プレイヤーが操作可能な巨大ロボットは全部で12体用意されており、それぞれのロボットは「ガレージ」でカスタマイズも可能とのこと。
なお、本作は2014年にキックスターターで開発資金を募集していたが、残念ながら不成立に終わっていた。
その後の開発の経緯について開発元のThe Balance Incに尋ねたところ、「『Override』の開発を支援してくれるパートナーを探しながら、雇われ仕事に就いたり、家族や友人に資金援助を求めたりしました」とのこと。
また、『Override』は日本のゲームやアニメにかなりの影響を受けているようで、ゲームデザインでは『大乱闘スマッシュブラザーズ』と『パワーストーン』、メカデザインでは『マジンガーZ』、『パトレイバー』シリーズ、『ガンダム』、『エヴァンゲリオン』、『天元突破グレンラガン』、『フリクリ』、『Zone of the Enders』シリーズといった作品たちをリスペクトしているという。
『Override: Mech City Brawl』の販売予定価格は29.99ドルから。また、公式サイトではクローズド・ベータテストへの参加が受付中だ。
なお、日本語への対応はいまのところ未定とのことなので、今後に期待したいところだ。
文/実存