北米の公式PlayStation.Blogにて、定額でゲームが遊び放題になんるクラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」の対象タイトルに、『Bloodborne』が海外で追加されることが明らかにされた。「PlayStation Now」はPS4だけでなくPCにも対応しているサービスで、専用ソフトウェアをダウンロードしたマシンとPS4コントローラーがあれば同作をPC上でプレイすることができるようになる。
『Bloodborne』は2015年3月にリリースされたPS4向けアクションRPG。開発はフロム・ソフトウェアと同社の宮崎英高ディレクターが担当しており、『Souls』シリーズの流れを色濃く受け継ぎつつも、完全新作として開発された。古都ヤーナムと獣の病を中心とした新たな世界観や、敵を特定タイミングで攻撃した際に体力が回復する「リゲイン」システムなどが特徴となっている。
なお『Bloodborne』の発売はソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下SIE、旧SCE)が担当。『DARK SOULS』シリーズはフロム・ソフトウェアなどが担当しており、『Demon’s SOULS』はSIEが販売しているが、『SOULS』シリーズはPlayStation Nowの対象タイトルには含まれていない。
※海外で2015年の発売当時に公開されたコマーシャル映像。
2015年1月より北米からスタートしたクラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」(国内公式サイト)。現在はPS4とPCを対象に、月額2500円から契約可能となっている。当初はPS3のタイトルを提供するサービスとして強調されていたが、近年はPS2およびPS4タイトルも多数登場しており、ここ最近では『龍が如く5 夢、叶えし者』や『XCOM2』といったタイトルも収録されるようになった。
なおダウンロード型のサービスとしては、新作タイトルをも対象としたMicrosoftの「Xbox Pass」やElectronic Artsの「Origin Access」なども登場しており、定額ゲーム遊び放題サービスは近年各社が試みているサービスとなっている。
『バトルフィールドV』や『Anthem』も定額で遊べる「Origin Access Premier」が日本でサービス開始。新作もプレイ可能な定額ゲームサービスが徐々に広がる
なお国内と北米・欧州ではPlayStation Nowの収録タイトルは大きく異なっており、たとえば海外でプレイ可能な『The Last of Us』や『PAYDAY2』などは含まれていない。今回の『Bloodborne』など、魅力的なタイトルが国内のサービスでも利用できれば嬉しいところである。
文/ishigenn