記者がテロ事件の真相を追う『The Occupation』が3月発売。公表までの4時間を描く一人称視点アドベンチャーゲーム

 Humble Bundleは、White Paper Gamesの開発する一人称視点アドベンチャーゲーム『The Occupation』を3月5日に発売すると発表した。当初予定されていた発売時期から延期となる。

 プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC。価格はまだ発表されていない。

 『The Occupation』は1987年のイギリスを舞台とした作品で、プレイヤーは記者として多くの人命を奪ったテロが起きた激動の夜を調査し、さまざまな証拠や証言を集める。真実を公表するまでの時間はわずか4時間だ。スケジュールは固定されているので、特定の時間と場所にいなければ見られないイベントもある。

 証人たちはひとりひとり異なる視点を持ち、時には勘違いや嘘をついていたりすることもあるだろう。

(画像はSteam『The Occupation』より)

 証言だけで真実にたどり着くことは難しい。危険の少ない方向で回り道をするよりも、捕まる危険性はあるが、時にはオフィスに侵入して隠された証拠を見つけ出すことが真実への近道になることもある。セキュリティが巡回する建物でカードキーをかすめ取り、キーコードの書かれた紙を盗み見て、施錠された部屋へと忍び込むような方法を取ることも可能だ。

(画像はSteam『The Occupation』より)

 『The Occupation』の世界は1980年代のイギリスの建築様式をベースにしており、プレイヤーは手に入れた情報や勘を頼りに自由に探索できる。

 ステルス重視のゲームなので、そこに暮らす人々にはある程度のルーチンが設定されている。一方でトイレやタバコといったルーチンを崩す突然の行動を起こすこともあり、最善と思われる方法が通用しないこともある。

(画像はSteam『The Occupation』より)

 そんな世界を探索するプレイヤーを助けるのは、さまざまなガジェットだ。重要なイベントを忘れずに知らせてくれるタイマー付きの腕時計やポケベル、証拠を運ぶためのブリーフケース。特にインベントリを管理するブリーフケースのシステムは面白く、たとえばカードキーを取り出すためには一旦ブリーフケースをその場に置いてから取り出さなければならない。

 また、さまざまなプレイスタイルを許容する『The Occupation』には、複数のエンディングが用意されている。

(画像はSteam『The Occupation』より)

 『The Occupation』を開発するWhite Paper Gamesはイギリスのマンチェスターに拠点を置くデベロッパーだ。現在は9人のスタッフが在籍している。

 2014年に精神世界を旅する一人称視点アドベンチャーゲーム『Ether One』を発売。後にグラフィックなどがアップデートされた『Ether One Redux』をリリースしている。『The Occupation』は同スタジオの2作目のタイトルとなる。2017年に発表され、2018年には発売予定だったが延期され、2019年2月発売とされていた。今回はそこからさらに1ヶ月、発売日が延期された形だ。

 ノンリニアかつ4時間以内にさまざまな証拠を集めて真実にたどり着くマルチエンディングゲームということで、何度も挑戦してゲームの中のイベントを理解し、最適な方法で真実を目指すために何度も挑戦できるゲームになりそうだ。挑戦的なゲームとなりそうな本作、気になる人はウィッシュリストに入れて発売日を待ってほしい。

ライター/古嶋 誉幸

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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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