いま読まれている記事

極寒の世界を生き延びるオンライン人狼サバイバルゲーム『Project Winter』Steamで配信開始。日本語に対応

article-thumbnail-190208

 アメリカとカナダに拠点を置くOther Ocean Interactiveの『Project Winter』Staemで発売開始となった。人狼にも似たルールが特徴のオンライン専用のサバイバルゲームであり、プレイヤーたちは雪山を生き抜くことになる。価格は税込み2050円で、開発中のタイトルを販売する早期アクセスモデルを採用。日本語に対応している。

 本作は、極寒の過酷な環境を生存しつつ、30分という制限時間内に雪山を脱出するのが目的のゲーム。8人のプレイヤーは「サバイバー」と「トレイター」(裏切り者)にランダムに分りふられる。基本的には全員で協力し合って、空腹や体温によって減っていく体力に気をつけながら、脱出するための拠点を修理をするのがゲームの流れだ。

 しかしトレイターの目的は、サイバーの生存を妨害することが目的だ。トレイターたちはサバイバーの生存に必要な構造物を破壊したり、ふたりきりになると背後から牙を突然向けてくる。トレイターはひとりだけではなく、その場に複数いることもあるから注意が必要だ。トレイターと思しき怪しい人物がいたら、投票ボックスから追放の投票ができる。しかしトレイターも必死なので、自分の正体が見破られたら、最後の抵抗をしてくるだろう。

極寒の世界を生き延びるオンライン人狼サバイバルゲーム『Project Winter』Steamで配信開始。日本語に対応_001

 本作の敵はトレイターだけではなく、30分という制限時間も非常に強敵だ。自分ひとりでは空腹や体温を保ち、体力を確保し、拠点を修理することは時間的に困難なので、チームワークが重要になってくる。やらなければいけないことは、たくさんある。木材や石、氷をクラフトして、斧やピッケルや銃を作り、野生動物を狩って食料を手に入れ、それを調理する。チームワークが上手くいかなかったり、サバイバーの数が減っていくと、生存はさらに困難を極めてくるだろう。

 極寒というシチュエーションがゲームで活かされており、たとえばキャビンの中にいると、体力が回復したり、吹雪がきて視界が妨げられて、天候が変化する。さらには極限状態なので、人の肉を調理することもできる。

極寒の世界を生き延びるオンライン人狼サバイバルゲーム『Project Winter』Steamで配信開始。日本語に対応_002

 なお注意すべき点としては、本作はオンライン専用なので海外のプレイヤーとマッチングする可能性があるということだ。英語で話しかけられてくることがあるが、本作は近距離用のボイスチャットと、通信機を持つ人同士の遠隔のボイスチャットに分かれており、トレイターの正体がチャットによって見破られない構造になっている。コミュニケーションしたほうが円滑にゲームができるのは間違いないが、必ずしもボイスチャットが必須なゲームではないので、安心して欲しい。

 もちろんフレンドを誘ってローカルでプレイすることも可能。なお、日本語には対応しているものの、Stameのプロフィール名を日本語で表記すると文字化けしてしまうので、事前にアルファベットで表記しておくのが良いだろう。

ライター/福山幸司

関連記事:

恐竜の世界でサバイバル。大人気のオープンワールドがスマホにも登場【日記風レビュー:ARK: Survival Evolved】

ValveがSteamについての2018年の統計と2019年の展望を発表。Steamの大きな転換点となった激動の2018年を振り返る

ライター
極寒の世界を生き延びるオンライン人狼サバイバルゲーム『Project Winter』Steamで配信開始。日本語に対応_003
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ