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剣戟バトルロワイヤル『VALHALL』がもうすぐ早期アクセス開始。ラグナロクで終末を迎えつつある世界で、オーディンの戦士となって50人と死闘を繰り広げよ

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 ウクライナのスタジオBlackrose Artsが開発する『VALHALL』(ヴァルハラの英語表記)にて早期アクセスがもうすぐSteamで開始される。本作は北欧神話の世界を舞台に、終末を迎えるラグナロクの直前に最大50人の中から生き残ることを目指す剣戟バトルロワイヤルゲームだ。 

 本作はバトルロワイヤルゲームでは少し異色のファンタジー世界が舞台。プレイヤーは広大なマップで最大50人の中から生き残り、自然の力を制覇できるオーディンの剣を回収し、最終的にはラグナロクを食い止めるのが目的だ。

 ゲームは一人称視点と三人称視点を任意に切り替えることができる。三人称視点であってもキャラクターの向いている方向にカメラが追尾するので、三人称視点だから有利になることはなさそうだ。

 武器は素手、剣、斧、ハンマー、弓などを使って戦う。盾で身を守らることもできるが、蹴りを入れられてガードが崩されることも。銃撃戦ではなく、血生臭い近接戦闘を主体とした駆け引きが楽しめそうだ。またルーンを使って剣に魔法が宿ったように装飾したり、鎧にマントを羽織ったり、自分だけのキャラクターを作ることができる。

剣戟バトルロワイヤル『VALHALL』がもうすぐ早期アクセス開始。ラグナロクで終末を迎えつつある世界で、オーディンの戦士となって50人と死闘を繰り広げよ_001
(画像はSteam | Valhallより)

 マップは4つの地区に分けられ、それぞれが季節と環境が異なり、境界線がはっきりしている。トレイラーを見ると雪原や海に浮かぶ船上、古城や沼地、マグマが流れる山岳地帯のような場所が存在していることが確認できる。さらに動的に天候が変化するという。

 また北欧神話に相応しく、ワルキューレ、フェンリルなども登場する。NPCなのかプレイヤーキャラクターなのかは不明だが、プレイヤーにとってはイレギュラーな脅威となりそうだ。ボイスチャット機能もあり、プレイヤーを中心とした半径の相手と話すことができ、相手が死んだ後でも会話が続けることができるという。

 圧巻なのがバトルロワイヤルゲームでおなじみのマップが縮小する演出。本作ではそれは世界の終末として描写され、重力場の異常によってマップが次々と崩壊していく。その崩壊中の重力場に近づいてしまうと、オブジェクトと共にプレイヤーまで空中に投げ出されてしまう。実は本作は『Quantum Break』の元スタッフが携わっており、オブジェクトが破片と化してスローモーションで飛散する崩壊の美学は『Quantum Break』に通じるものがあるだろう。

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(画像はSteam | Valhallより)

 本作はもともと2019年夏に早期アクセスをするとアナウンスされており、Steamストアページではすでに「配信予定日: Coming Soon」とされている。残念ながら日本語には現在のところ対応していないが、ウィッシュリストに登録して、今のうちから解禁に備えておこう。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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