Epic Gamesは、Quantic Dreamが開発した『Heavy Rain』、『Beyond: Two Souls』、『Detroit: Become Human』のPC版を正式発表した。販売プラットフォームはいずれもEpic Games Store独占、リリース時期は2019年中とされている。
Epic Games Storeでは『Detroit: Become Human』と『Beyond: Two Souls』のストアページがすでに開設されており、それぞれ日本語での解説文が掲載されている。
Thrilled to announce that HEAVY RAIN, BEYOND: TWO SOULS and DETROIT: BECOME HUMAN will release later this year for the first time on PC in the @EpicGames Store. #QuanticDream #HeavyRainPC #BeyondTwoSoulsPC #DetroitBecomeHumanPC #EpicGamesStore pic.twitter.com/bjW08ZrbCD
— Quantic Dream (@Quantic_Dream) March 20, 2019
3作はいずれもPlayStationプラットフォーム向けにリリースされてきた3Dアドベンチャーゲーム。2010年に発売された『Heavy Rain』は、「折り紙殺人事件」の真相を複数のキャラクターの視点から追う内容で、さまざまなゲーム内の動きをコントローラで操作するインタラクティブ性や、プレイヤーの選択によって大きく様変わりする物語が高い評価を受けた。不思議な能力を持つ少女が主役の『Beyond: Two Souls』(2013)、そして人類に反旗をひるがえすAIたちを描いた『Detroit: Become Human』(2018)も、同様の手法を取った作品となっている。
PlayStationプラットフォームで展開されてきた3作がPC向けに発売されるというサプライズ発表となったが、今年1月には中国のオンラインゲーム運営企業NetEase GamesがQuantic Dreamの少数株を取得し、同社の作品をマルチプラットフォーム向けに展開することを明らかにしていた。
『Detroit: Become Human』開発元の少数株を中国大手NetEaseが取得、マルチプラットフォーム参入への布石に
また今回の発表は、GDC 2019におけるEpic Gamesの公演にて明らかにされたもので、ほかにもRemedy Gamesの『Control』やObsidian Entertainmentの『The Outer Worlds』などがEpic Games Storeで販売されることもアナウンス。また、先日Epic Games Store独占でリリースされた『Metro: Exodus』のセールスが、Steamで販売された『Metro: Last Light』の2.5倍売れたといった話も飛び出すなど、同プラットフォームの好調さがアピールされた。
文/ishigenn