5pb.は「STEINS;GATE 10th ANNIVERSARY」と題した『STEINS;GATE』(シュタインズゲート)の10周年記念ティザーサイトをオープンした。また詳細は「COMING SOON」としてまだ伏せられているものの、今後10個のプロジェクトを展開することも明らかにしている。
【#シュタゲ 10周年プロジェクト】
— 科学アドベンチャーシリーズ公式 (@kagakuadv) April 1, 2019
公式ティザーサイト
本日オープン!🎊
4月1日に発表したのは
嘘タイトルでしたが…
STEINS;GATE 10周年プロジェクト、今年本当に始動します✨
続報に是非ご期待ください!https://t.co/e5PRw6nrqB
『STEINS;GATE』は2009年10月15日にXbox 360から発売された科学アドベンチャーシリーズの第二作。秋葉原を拠点とした小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」が、人類の未来を左右する巨大な陰謀に巻き込まれていく様をユーモアとサスペンスたっぷりに描く青春群像劇となっている。
ネットスラングを口にするのもいとわない奇人変人レベルの個性豊かなキャタクターたちや、タイムトラベル、タイムリープなどのテーマが盛り込まれている点が特徴で、口コミ的に大ヒットした。
ゲーム内では狂気のマッドサイエンティスト「鳳凰院凶真」という厨二病設定でしばしば暴走する主人公・岡部倫太郎が、通称「世界線」と呼ばれるパラレルワールドを横断しながら悲劇を回避しようとする奮闘する。
“スーパーハカー”を自称するダルこと橋田至、若くして脳科学の権威なが実は巨大掲示板「@ちゃんねる」に入り浸っている、クリスティーナこと牧瀬紅莉栖など、愉快な仲間たちの岡部倫太郎を支え、サークルの仲間たちの青春劇が詰まっているのも本作の魅力のひとつである。
PCやPSPなどさまざまなプラットフォームへの移植が続き、以後、スピンオフゲーム、コミック、ノベル、TVアニメ、劇場アニメ、舞台、続編となる『STEINS;GATE 0』の発売など、多角的に展開されてきた同シリーズ。特に2011年4月のTVアニメ化は本作の人気をさらに決定付けた。このTVアニメのアニメーションを流用しつつ、新規アニメを追加した全編アニメーションでゲームが進行するリメイク作『STEINS;GATE ELITE』が2018年に発売されている。
今回、発表された10のプロジェクトもゲームだけに留まらず、さまざまなメディアミックスが用意されていると推測できる。いったいどんなものが待っているのか、続報に期待したい。
ライター/福山幸司