ViSUALIZEは、ゲームから、TVアニメ、コミック、ノベルなどで展開している『殺戮の天使』をベースとした、レストラン・シミュレーションゲーム『さつてんレストラン』の配信を開始した。プラットフォームはAndroid、iOS。アイテム課金がある基本プレイ無料のゲームとなる。
【#さつレス iOS配信開始!】
— さつてんレストラン@公式 (@strk_res) August 19, 2019
そして最後の4コマが投稿されたということは……
ついに『さつてんレストラン』OPENです!
……が、まだ配信はiOSのみです。
androidはストアの反映待ちですが、遅くなることを考え一旦先にお伝えしました。もう少しだけお待ちください!
▼ iOShttps://t.co/3HQlBNdvXr pic.twitter.com/1rjpSJ2n6I
【さつレス:androidリリース】
— さつてんレストラン@公式 (@strk_res) August 20, 2019
お待たせしました! 遅れていたandroid版が、先ほどリリースされました!
「殺戮の天使」本編と似ているけれど、全く違う世界「aNGels of death」ことNGワールドでどこか抜けたゆる~い店使たちとのレストラン経営を存分にお楽しみください!https://t.co/BK3vkt2pPy pic.twitter.com/8uAQR5qsxF
原作である『殺戮の天使』は、ニコニコゲームマガジン(旧電ファミニコゲームマガジン、現在はゲームマガジンに解明)で連載されていたフリーゲーム。作者は星屑KRNKRN(真田まこと)氏で、『RPGツクール VX Ace』で制作された探索型ホラーアドベンチャーゲームだ。エピソード形式で2015年8月から2016年2月までに全4話が配信されており、以後はアナザーエピソードがリリースされている。
主人公は、記憶を失った状態でビルの地下で目覚めた13歳の少女レイ。ふらふらとビル内をさまよっていると、顔を包帯でおおい、死神のようなカマを持った殺人鬼ザックと出会う。レイは「自分を殺してもらう」ことを提案し、ザックは「ここから出る手助けをする」ことを条件に、その提案を同意する。こうして、殺されたがってる少女と殺人鬼よる奇妙なビルからの脱出劇がはじまる。
本作は発表以後、口コミ的に評判を呼び国内100万ダウンロード、ニコニコ動画では関連動画の再生数が2000万再生を突破。iOS、Android、Steam、Nintendo Switchに移植され、有料ゲームとして配信されている。日本を飛び越えて韓国でも非常に人気があるゲームで、英語版は『Angels of Death』として配信されている。
非常に練られたシナリオ展開と、ビルの各階にいる個性豊かな殺人鬼たちは、ユーザーからは高い評価を得ている。さらには2018年に全16話構成でTVアニメ化。ゲームをプレイしていない人にもさらに裾野を広げた。Amazonプライム・ビデオほかにて配信中だ。
今回配信が開始されたレストラン・シミュレーションゲーム『さつてんレストラン』では、そんな殺人鬼が経営するレストランを舞台に、プレイヤーは「店使(てんし)」となって、『殺戮の天使』に登場するキャラクターたちと日常シナリオを楽しむ。オリジナルレシピを制作したり、インテリアをカスタマイズすることで、レストラン経営に挑戦することもできる。
ゲーム、アニメと魅力的なキャラクターたちとまだまだ触れ合いたいという人には、本作よい機会となるだろう。また原作を知らない人でも物語がわかるように作られているので、ここからゲームに触れたり、アニメを観てもいいはずだ。アニメの放送はひとまず終わりを迎えたが、『殺戮の天使』の世界観はまだまだ楽しめそうだ。
ライター/福山幸司