セガ・ブルーとして親しまれる「セガ」のロゴは日本と海外で色味が違う。現役セガ社員も理由を知らない豆知識

 『狼と香辛料VR』を開発したジェムドロップ株式会社代表の北尾雄一郎氏による、「実はセガのロゴは日本と海外で色が異なる」というツイートが国内外で話題となっている。海外メディアKotakuが記事化し、セガの関係者もこのあまり知られていない事実に言及している。

 セガの青いロゴは「セガが目指す、先進技術による安全で明るい未来、エンタテインメントの楽しさ、そして安らぎ」を表すという。色の名前は「PANTONE:Process Blue C」。16進数カラーコードは「#0085CA」。爽やかな青色という印象を受ける。一方、海外のセガのロゴのカラーコードは「#0060a8」。日本のものと比べると少し暗めの青になっている。

 北尾氏のツイートにはSEGA of Americaのサム・ミューレン氏も反応し、事実であることを認めている。氏はグローバル版と日本版で起動シーケンスの「SEGA」のロゴの色味を比べてみてほしいとツイートした。実際にSteamで販売されている日本語版『Sonic Force』とグローバル版『Sonic & SEGA All-Stars Racing』のロゴを調べてみると、たしかに色味が違うことがわかる。

(『Sonic Force』(日本版)より)
(『Sonic & SEGA All-Stars Racing』(グローバル版)より)

 ロゴの色が違うのはパッケージでも同じで、日本版と海外版を並べてみると、やはり日本版のほうが色味が少し明るいことがわかる。日本のセガサターン版『サクラ大戦』とXbox 360版『ベヨネッタ』、さらに海外版『Condemnd』のパッケージをそれぞれ比較してみると、やはり海外版の方がより深い青であることが確認できる。

(筆者撮影)

 ミューレン氏のツイートを見たセガでジュニアプロデューサーを務めるロン・リーゼンバッハ氏は、1990年代まで国内外のロゴは同じ色だったと語っている。2006年9月リリースの『YAKUZA 1』(龍が如く1)では明るい青のロゴを使ったが、2006年12月にリリースされた『Super Monkey Ball Banana Blitz』では現在の海外版の色を使用したという。

 しかし、1997年にリリースされたPC北米版『パンツァードラグーン』では、すでに北米版と同じ深い青のロゴが使われていることが確認されている。ミューレン氏は、海外版パッケージでも日本のロゴが間違って使われている可能性もあるとも指摘しており、正確にいつから日米でロゴの色が異なるようになったのかは、セガのすべてのパッケージを調べてみるしかなさそうだ。

 当の北尾氏も日本版のロゴ動画を海外版でも流用し、それを指摘されたことで初めて気がついたとツイートしている。セガファンや開発者を中心に語られてきたこの違いだが、海外と日本のセガのロゴが違うことについて公式な見解は見当たらない。

ライター/古嶋 誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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