Quantic Dreamは、『Detroit: Become Human』の売上げが全世界300万本を突破したと発表した。
We are delighted to announce that Detroit: Become Human has now sold in excess of 3 million units on PS4 worldwide! pic.twitter.com/CAL7bsg4jH
— Quantic Dream (@Quantic_Dream) October 3, 2019
『Detroit: Become Human』は、2018年5月25日にソニー・インタラクティブエンタテイメントより発売されたアドベンチャーゲーム。フランスのスタジオQuantic Dreamが開発を手掛けている。
舞台は、2038年のアメリカ・デトロイト。未来の世界では、人間そっくりに作られたアンドロイドが人々の生活を豊かにしていたが、一方で仕事を奪われてアンドロイドに反感を抱いている人も少なくなかった。反アンドロイド感情が高まるなか、あたかも自らの意思で行動するかのようなアンドロイドが出現しはじめ、「変異体」と呼ばれるようになった。
これまで「モノ」のように扱われていたアンドロイドは、ひとつの自律した生命体ではないのか?という疑問をゲームは問いかける。さらにユニークなことに、ゲームではプレイヤーは首尾一貫してアンドロイド側の視点に立って物語を体験する。抑圧されているアンドロイド側から見た人間社会、アンドロイド側の感情とは。物語はプレイヤーが選ぶ選択肢によって無数の分岐していく。
本作は、昨年12月の段階では、200万本突破していたが、これはQuantic Dreamの最速の記録だった。なお、Quantic Dreamの作品では、『Beyond:Two Souls』は280万本以上、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』はPS3、PS4版合わせて450万本を突破している。
『Detroit: Become Human』は現在のところPS4のみで発売しているが、年内にEpic Gamesストアで配信開始すると発表しており、近日中に発表される予定だ。
The release date announcement for #DetroitBecomeHuman on PC is coming soon…
— Quantic Dream (@Quantic_Dream) September 13, 2019
But before that, Markus has a message to share.https://t.co/ZFEp0o79fi
Quantic Dreamは、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』以降、プレイステーションハードのみの発売となっていたが、近年はマルチプラットフォーム展開をしており、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』と『Beyond:Two Souls』がEpic Gamesストアで配信している。『Detroit: Become Human』がマルチプラットフォーム展開で、どこまで数字を伸ばしていくか、注目だろう。
ライター/福山幸司