Tomula Gamesが開発するサイバーパンク世界で訪れる患者に人体改造を施すシミュレーションゲーム『Cyborg Mechanic』を発表。Steamページをオープンした。2021年発売予定で価格は未定。
販売元はポーランドのパブリッシャーGames Operators。無線通信の情報のみで戦場を操る『Radio Commander』や、救急要請に適切に対応するシミュレーションゲーム『911 Operator』など、一風変わった作品を販売している。
『Cyborg Mechanic』はサイボーグやバイオニックなど非合法な人体の強化に取り組む医師として、さまざまな課題に挑むシミュレーションゲームだ。プレイヤーの目標は、クライアントの依頼を受けて人体を改造し、富と名声を得ることだ。
クライアントは強い肉体を必要とするボディガードや兵士、人身売買業者、ストリートサムライ、あるいはただ自身の体に新しいサイバーウェアを移植することが生きがいとなった狂人などさまざまだ。異なるバックグラウンドを持つ彼らだが、人体改造を必要としている点で共通している。
強化パーツも多数用意されており、ロボットアームや巨大な爪が仕込まれた腕、通常の生活を送ることを捨て去るAK-47風のアームガンなど、期待を裏切らないラインナップだ。これらのインプラントには価格やアクセスレベル、移植の難しさを示すサイバネティックレベルなどが設定されている。最初は簡単な改造を望むクライアントを受け入れてお金を稼ぎ、作業場を拡充していく。そのあとスキルや名声を高めて、さらに高度なインプラントに挑むことになるだろう。
暗黒社会での名声が上がればそれだけ危険も伴う。あまりにも目立ちすぎて警察にマークされたときは、賄賂や彼らの願いを聞くことで投獄を回避できる。
人体改造を施したいわゆる「オーグ」として活躍するゲームは多々あれど、他人に改造を施してサイボーグ化させるゲームというのは珍しいのではないだろうか。Steamフォーラムでは作者がトレイラーやスクリーンショットから期待することを広く募集している。もし何か要望があれば、上記のスレッドで伝えればゲームに反映されるかもしれない。
ライター/古嶋誉幸