グラフィック社は、2020年1月9日(木)にアーケードゲームにおけるビットマップフォントを選りすぐって紹介する書籍『アーケード・ゲーム タイポグラフィ』を発売する。価格は3080円(税込)。
本書は、イギリスにあるMonotype社の書体デザイナー、大曲都市(おおまがりとし)氏の著書で、10月に発売された海外版を翻訳したものだ。大曲氏はGoogleフォントにある筆記体の「Tangerine」や、1929年に生まれたサンセリフを復刻させた「Metro Nova」などの書体を手がけている。
『アーケード・ゲーム タイポグラフィ』では、1970年から90年代にかけてのアーケードゲームで使用されていたビットマップ書体が、当時のゲームのスクリーンショットや大曲氏の解説文とともに紹介されている。
『パックマン』(1980年)、『テトリス』(1988年)などのメジャータイトルから、『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』(1990年)などの知る人ぞ知るものまで、さまざまな作品の書体を収録。8×8サイズの正方形グリッドでそれぞれの作品に合わせた個性を表現する、ビットマップ書体の良さを感じられる一冊だ。
紀伊国屋書店や各種オンラインストアで購入できるので、気になった方はそちらもチェックしてみてほしい。
ライター/ヨシムネ