ドラマ版『The Witcher』公開後、プレイヤー数が増え続けていたSteam版『The Witcher 3: Wild Hunt』(以下、The Witcher 3)が、1月に入りついにピーク時同時接続プレイヤー数10万人を突破した。
これは2015年の『The Witcher 3』発売当初の記録9万2268人を塗り替えるものだ。1月に入ってからは毎日同時接続数が9万人を超えており、発売以来の大盛り上がりを見せている。
くわえて、『The Witcher 1 Enhanced Edition』(以下、The Witcher 1)と『The Witcher 2: Assassins of Kings Enhanced Edition』(以下、The Witcher 2)のプレイ人数も増加している。特に『The Witcher 1』の同時接続数はこれまで最大でも3000人を超える程度だったが、12月のピーク時同時接続人数は1万3000人近くまで増加した。
11月から12月のピーク時同時接続数の増加割合は『The Witcher 3』が108%だが、『The Witcher 1』は253%と急増していることが分かる。ドラマを見た人々の中には、まずは1作目をプレイしようとする方も多かったのだろう。
ドラマ『The Witcher』で主役のゲラルトを演じたヘンリー・カヴィル氏はゲーム好きで知られているが、ゲームと関連の深い作品に主演したことで再び彼のゲーム生活に興味を持つ人々が増えている。12月に公開された「The Rich Eisen Show」に出演したカヴィル氏は、自身のゲーム生活への質問に答えている。
それによれば、氏はロンドンのあまり大きくない家に住んでおり、いわゆる男の隠れ家(Man Cave)のような趣味の部屋は持っていないとのこと。小さなリビングルームにコンピューターデスクが置いてあり、そこでPCゲームをしているという。
特に好きなのはターンベースストラテジーにRTS要素を加えた『Total War』シリーズ。シングルプレイゲームを好んでプレイするが、マルチプレイゲームでは現在『World of Warcraft』と『Overwatch』をプレイしている。これらのゲームのプレイヤーは仮想空間の中で氏と知らずに一緒に戦ったり、チャットを楽しんでいたかもしれない。
Ok…finally saw all 8 episodes of @witchernetflix! I LOVE IT. The time jumps are challenging, but it all comes together in the end. The main characters are wonderfully played by a talented cast and the world is lovingly realised. Bring on series 2! #witchernetflix #Witcher
— Doug Cockle 🐺⚔️🧸 (@DCockle) January 4, 2020
ドラマ『The Witcher』はゲーム版と同じく高い評価を得ている。ゲームのゲラルトの声を演じたダグ・コックル氏もドラマを賞賛しており、映画評論サイトRotten Tomatoesではユーザーの平均スコア93%となっている。
すでにドラマの第2シーズンの製作も決まり、今後もゲームファンがドラマも見て、ドラマファンがゲームもプレイするという幸せな共存関係が続くことが予想される。
ライター/古嶋誉幸