ジョー・フェンダー氏とルーク・ファニング氏は、ふたり協力プレイ専用の一人称視点ホラーパズルゲーム『The Watchers』をSteamにてリリースした。定価は930円で、2月13日まで10%オフの837円にて購入することができる。
『The Watchers』ではプレイヤーはふたりの兄妹となり、母親の失踪の真実を突き止めるためにカルト教団「アザーゼル・ウォッチャーズ」の住む邸宅へと潜入する。母アンナはカルト教団の教祖を受け継いだ後に失踪したそうで、その後は付近の住人や登山客から奇妙な現象が報告されるようになった。はたしてこの館で何があったのだろうか。
カルト教団と失踪といったホラーをテーマにしているが、突然大きな音などを出してプレイヤーをびっくりさせる、いわゆるジャンプスケアは用意されていない。徘徊する教団員との緊張感あふれる逃走劇や息を潜めてのステルスアクションなど、プレイヤーを緊張させる仕組みは多数用意されている。また、特定のアイテムを運べない際には懐中電灯を持てないので照らしてもらう必要があるなど、協力プレイを促す仕組みも用意されている。
ふたりでプレイする協力専用ゲームのため、フレンドと遊ぶかサーバーブラウザを通じてほかのプレイヤーと一緒に遊ぶ必要がある。なお記事執筆時点では、他人のサーバーに接続できないという報告が複数あり、掲示板の書き込みを調べてみるとどうやらサーバーパスワードに問題を抱えているようだ。
一人称視点ホラーパズルゲームはSteamでも毎週のようにリリースされている人気ジャンルだが、この価格帯でふたりでの協力プレイに焦点を当てたオンライン対応の作品はめずらしいといえるだろう。ホラーが苦手という方も、ほかのプレイヤーと一緒ならなんとかなるかもしれない。
ライター/古嶋誉幸