NHKはBSプレミアムにて放送した「全ファイナルファンタジー大投票」にて、投票の結果、『ファイナルファンタジー』シリーズ(以下、『FF』)でもっとも人気の作品が『ファイナルファンタジーX』であったことを明らかにした。もっとも人気のキャラクターは『ファイナルファンタジーVII』の「クラウド」となっている。
今回の投票は昨年末からインターネット上で受け付けられ、全46万8654票が投じられた。対象は過去57作の「作品」、約3300の「キャラクター」、4400もの「ボス&召喚獣」、2900曲もの「音楽」となっており、1987年に初代が発売されてから現在まで33年分すべてのシリーズ作品を対象としている。
なおNHKのツイートによれば投票の男女比率は49.2対50.8、また年代別には「~19歳」が4.7%、「20~29歳」が27.3%、「30~39歳」が44.5%、「40~49歳」が19.3%、「50~59歳」が3.6%、「60歳~」が0.5%になるという。
全ファイナルファンタジー大投票では、昨年末からインターネットで投票を受け付け、視聴者のみなさんから46万8654票もの投票をいただきました。
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) February 29, 2020
本当にありがとうございました。
投票の全体内訳はこちら。#全FF #ファイナルファンタジーhttps://t.co/33YJn8NZiQ pic.twitter.com/IgJM5UHJ0u
各部門のトップ3を見ていくと、「作品」部門で1位『FF10』、2位『FF7』、3位『FF6』となっている。シリーズで大きな変換点となり全世界で1000万本も売り上げを達成した『FF7』は特異点のような立ち位置で長年語られてきたが、同作を『FF10』が破ったのはファンにとって大きな衝撃となりそうだ。
また「キャラクター」は、『FF7』の「クラウド」が1位、「エアリス」が3位、そして『FF10』の「ユウナ」が2位となっている。
このほか「召喚獣&ボス」は『FF7』の「ナイツオブラウンド」が1位、『FF6』の「ケフカ」が2位、『FF14』の「ハーデス」が3位に。「音楽」部門は1位が『FF10』の「ザナルカンドにて」、2位が『FF5』の「ビッグブリッヂの死闘」、3位が『FF8』の「Eyes On Me」という結果となった。
今回カテゴリごとにランキングが付けられた『ファイナルファンタジー』シリーズだが、全46万8654票という投票数は、数多くのファンがさまざまな作品を愛してきた証左とも言えるだろう。「全ファイナルファンタジー大投票」の投票結果は公式サイトにて順次公表されており、自分のお気に入りの作品やキャラクターがどの順位にランクインしたのか気になるプレイヤーはぜひチェックしてみてほしい。
文/ishigenn