Ubisoftは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛を支援するキャンペーン「Ubisoft Free Events」にて、新たに『Assassin’s Creed: Origins』と『Assassin’s Creed Odyssey』の「ディスカバリーツアー」の無料配布を開始した。期間は日本時間5月15日から22日午前3時まで。
ディスカバリーツアーは、『アサシンクリード』の舞台となった歴史や時代を学ぶことができる教育目的の専用モードだ。緻密な時代考証に基づき再現されている各作品の世界を、本編の戦闘やクエストが存在しない状態で探索することができる。さまざまなテーマ別に分けられたガイド付きツアーやクイズなども追加されている。
『Assassin’s Creed: Origins』のディスカバリーツアーでは、プトレマイオス朝の古代エジプトを探索できる。古代エジプトでの生活、慣習、風習などを自分自身で学べるだけでなく、歴史家やエジプト学者が監修した75種類の歴史ツアーが体験可能だ。
また古代ギリシャが舞台の『Assassin’s Creed Odyssey』のディスカバリーツアーは、29の地域に哲学、有名都市、日常生活、戦争、神話の5つのテーマからなるツアーを収録しており、数百にも及ぶスポットを対象としている。
かつて現実世界のギザの大ピラミッドで隠し部屋が発見され歴史的ニュースとして大々的に報じられれたが、その際にはその発見よりも先に『Assassin’s Creed Origins』のピラミッドに同様の部屋が実装されていたことが海外メディアKotakuで報じられた注目を浴びた。また、昨今の外出自粛によって修学旅行が中止になったカナダの高校では、『Assassin’s Creed Odyssey』のディスカバリーモードでバーチャル修学旅行を実施したというニュースも話題になった。
ゲームでありながら緻密な時代背景の再現により、たびたびゲームに限らないニュースを提供してきたディスカバリーモード。外出自粛が求められるいま、こういったデジタル旅行はちょうど良い気晴らしにもなるだろう。配布期間は5月22日午前3時なので、忘れずにもらっておこう。
ライター/古嶋誉幸