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『美術手帖』2020年8月号「ゲーム×アート」特集が7月7日発売へ。ゲームによる表現の新たな可能性を考えていく

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 美術出版社から刊行している美術誌、『美術手帖』の2020年8月号「ゲーム×アート」特集が現在予約受付中。発売日は7月7日で価格は1600円+税となっている。

『美術手帖』2020年8月号「ゲーム×アート」特集が7月7日発売へ。ゲームによる表現の新たな可能性を考えていく_001
(画像は美術出版社公式サイトより)

 今日、様々な角度から研究の対象になっているゲーム。本誌ではゲームの手法を使ったアートや芸術性を追求するゲーム、スピードランなど広い領域を取り上げていく。

 電ファミで行われた松永伸司氏と吉田寛氏によるゲームスタディーズ入門のインタビュー記事が記憶に新しい今、現在のゲームと美術の動向が気になる読者がいるかもしれない。そんな読者にとって有益な情報であるに違いない。また、本誌に寄稿している方だと過去に藤田直哉氏のインタビュー、山本貴光氏のインタビューが電ファミに掲載されているので予習がてら読んでいただきたい。

 また、2018年にICCにて行われた企画展「イン・ア・ゲームスケープ」のキュレーターをつとめたアーティストである谷口暁彦氏も本誌に寄稿。ゲームの表現の新たな可能性を考えるきっかけを与えてくれるはずだ。

 以下、目次となっているのでチェックしていただきたい。

SPECIAL FEATURE
ゲーム×アート
シミュレーション、フィクション、インタラクションをつくる
新たなメディアの可能性

PART1:アートに見るゲーム的実践
谷口暁彦
砂山太一=聞き手

イアン・チェン
沖啓介=聞き手

ゲーム×アートを考えるためのキーワード解説
谷口暁彦+松永伸司+大岩雄典+吉田寛=文・構成

コラム:イザベル・アルヴェールに聞く
世界のゲームアートとポストコロニアル/フェミニズム

THE WORLD OF IN-GAME PHOTOGRAPHY
ブノワ・パイエ/オリー・マ/相川勝/ロバート・オーヴァーヴェック
クレア・ヘンシュカー/ロック・エルムス/レオナルド・サン/ケント・シーリー
ジョシュ・テイラー/エロン・ラウチ

アナログゲームから読み解くアーティストたちの実践
副田一穂=文

[ゲームブック]壁抜けと攻略:インスタレーションとヴィデオゲーム(をプレイする)
大岩雄典=文・構成

PART2:表現としてのゲーム
麓旺二郎
今井晋=聞き手

米光一成
島貫泰介=聞き手

[論考]ヴィデオゲームにおける「美」とは何か?
藤田直哉=文

トピック別アートゲーム作品ガイド
松永伸司=構成 葛西祝=文

コラム:「意図せざる社会秩序」の生成を表現するメディアとしてのゲーム
井上明人=文

ジェイソン・ローラー
イェスパー・ユール=聞き手 松永伸司=翻訳

PART3:ゲーム×アートの論点

[論考]みる→さわる→わかる→──ヴィデオゲームの視覚表現と経験
山本貴光=文

コラム:先取られるリバイバル
『スプラトゥーン2 オクト・エキスパンション』に見るレトロ表象の美学
gnck=文

[論考]ミュージアム・コレクションとしてのヴィデオゲームをめぐる諸問題
副田一穂=文

[論考]ゲームの展示、展示のゲーム
松永伸司=文

イアン・ボゴスト×吉田寛
「説得的ゲーム」と『あつまれ どうぶつの森』

[論考]アート・イン・ザ・ゲーム──ゲームアート前史
中尾拓哉=文

WORLD NEWS
Berlin /Bonn /Sydney /Taipei /Insight

ARTIST INTERVIEW
久門剛史
德山拓一=聞き手

特別寄稿
文章を書くこと、翻訳すること、文章のなかで翻訳物と向き合うこと
高橋さきの=文

REVIEWS
「ダークアンデパンダン」+「隔離式濃厚接触室」+「遭難 Getting Lost」
椹木野衣=文

「天覧美術 御所編」
清水穣=文

文/tnhr

ライター
『美術手帖』2020年8月号「ゲーム×アート」特集が7月7日発売へ。ゲームによる表現の新たな可能性を考えていく_002
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan

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