CESAは、CEDEC2020で「ポストコロナ社会とVRとゲーム」の基調講演を開催すると発表した。日時は9月2日9:25~10:45とななり、東京大学の廣瀬通孝教授が登壇する。SNS、撮影はNGと指定されている講演となる。なお、CEDEC2020はオンライン開催となっている。
CEDEC2020の基調講演が決定しました。
— CEDEC事務局 (@cedec_official) July 8, 2020
会期初日に廣瀬 通孝氏が「ポストコロナ社会とVRとゲーム」をテーマに講演されます。
東京大学先端科学技術研究センター
東京大学名誉教授 サービスVRプロジェクトリーダー
廣瀬 通孝氏
【セッション情報はこちら】https://t.co/Xq6ArJlfqh#CEDEC2020 pic.twitter.com/u9aV7AbJ8m
廣瀬通孝教授は、日本のVR研究者としては第一人者と知られ、『バーチャル・リアリティ』、『バーチャル・リアリティって何だろう 仮想と現実のあいだ』など著書多数。共著書『シミュレーションの思想』では大川出版賞受賞した。現在、東京大学先端科学技術研究センター、東京大学名誉教授を務めている。
今回のCEDEC2020では、コロナが猛威を振るっていることが、VR研究に与える新しい淘汰圧(とうたあつ、環境などによる自然選択の作用)について講演するという。以下、概要となる。
VRの応用分野としてだれもが思い浮かべるのがゲーム・エンターテインメントである。しかし今後はシリアスな産業を中心に新しい応用展開が期待されている。今回のコロナ禍は、社会に大きな変革をもたらすといわれており、その変化は我々の予想を超えるものになるだろう。
本講演では今回のコロナ禍がVR研究に与えるであろう新しい淘汰圧に関して述べたうえで、現在東大VR教育研究センターで進行中のサービスVRとオンラインVR研究を例題として、今後のVR技術の方向性について、ゲームやエンターテインメント産業への期待も含めて考えてみたい。
ライター/福山幸司