8月7日朝5時から行われたPlayStation向けゲーム発表ストリーミングイベント「State of Play」にて、10月2日発売予定のPlayStation 4用アクションゲーム『クラッシュ・バンディクー4: とんでもマルチバース』の続報が発表された。
もっとも大きな新情報は、クラッシュ、ココ、ネオ・コルテックスにつづき、ディンゴダイルがプレイアブルキャラクターになったことだ。ディンゴダイルはディンゴとワニを組み合わせたキャラクターで、いろいろ悪そうな見た目にも関わらず、シェイクスピアを愛読する頭脳派。これまでのシリーズではネオ・コルテックスの部下としてクラッシュと戦う。クラッシュの行く手を阻んだ火炎放射器は武器としてだけでなく、料理にも利用していた。
本作では悪事から引退し、自身の夢であるダイナー(プレハブ式レストラン)を営むさなか事件に巻き込まれた。ディンゴダイルはさまざまなアイテムを吸い込む銃を使い、TNTバレルを発射して敵を攻撃する直接的な戦闘スタイルを持つキャラクターとして登場だ。
『クラッシュ・バンディクー4: とんでもマルチバース』には、これまでのシリーズで培われたアクションに、「壁走り」、「レール滑走」、「ジップライン」、「ロープスイング」など新たなアクションが追加される。
ゲームは『クラッシュ・バンディクー』の最初のステージとしても知られる「めざめのビーチ」から始まる。これまでのアートスタイルやカートゥーンを参考に、アニメーションやグラフィックも変更。
ゲームの鍵を握る4つのマスクは、重力を操る「イカイカ」、時間の流れを遅くする「カプナワ」、ステージにある足場や壁を時空の狭間から出したり消したりする「ラニロリ」の3種が紹介された。最後の1種類「アカーノ」はゲームを遊んでからのお楽しみのようだ。
ステージを左右逆にしたり、動作が緩慢になる水中ステージに作り変える「N. Vertedモード」が紹介された。ステージ構成やルールが変更されるだけでなく、アートスタイルも大きく変化するチャレンジモードだ。
また見た目が変わるのはステージだけではない。ゲームに登場するクラッシュとココの見た目を変更するさまざまなスキンも登場する。これまでのシリーズでも、バイクに乗るときはバイカージャケットを着るように衣装が変更されることがあったが、本作でもさまざまなスキンでキャラクターの見た目を変更できる。
クラッシュにはバイカージャケット以外にもニワトリの着ぐるみや海賊などが用意され、ココにもユニコーンやパンク風など、さまざま用意されている。これらの衣装はキャラクターの能力を変えない。マイクロトランザクションで購入する必要はなく、すべてゲーム内で手に入るという。
『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』を前作とする『クラッシュ・バンディクー4: とんでもマルチバース』は、10月2日発売予定だ。
ライター/古嶋誉幸