セルビア首都が舞台の青春×超能力ノベルゲーム『ベオグラードメトロの子供たち』9月発売へ。ノスタルジックなドット絵と音楽で少年少女の交錯を描く

 インディーゲームサークル「Summertime」は、新作ノベルゲーム『ベオグラードメトロの子供たち』の配信情報を8月28日(金)に発表した。Windows(Steam)版は日本時間9月11日(金)19時より配信されるほか、パッケージ版とmacOS版もBOOTHでの発売を同日から予定している。
 なお、BOOTHでは3話までを収録した体験版も配信中だ。

 本作は、セルビアの首都・ベオグラードを舞台に、青春と能力者たちのバトルが描かれるビジュアルノベル。ドット絵調で表現された『VA-11 Hall-A』を彷彿とさせるビジュアルの背景には、作者が実際にセルビアで撮影した写真を加工したものが使用されているという。

 作中の文章は28万文字以上、想定プレイは10時間以上のボリュームで、BGMについてはゲストクリエイターとして参加しているVtuberのバーチャルねこ氏が担当。浮遊感のあるフューチャーファンクの楽曲がゲームの雰囲気作りに一役買っている。

 ある日、家出をした主人公の少年「シズキ」が迷い込んだ廃墟同然の空間「ベオグラード・メトロ」は、社会からはじかれた能力者たちの溜まり場だった。本作の世界ではベオグラードを牛耳る大企業「ゴールデンドーン社」が主導する「能力者狩り」により、能力者たちは迫害を受ける厳しい立場に置かれている。

 シズキはそこで出会った大企業の令嬢「マリヤ」に一目惚れするのだが、極端な男卑女尊の思想を持つ彼女に近づくため、女装という手段に出る。ほかにもミソジニストの「デジャン」や少数民族で超能力者を嫌う「ネデルカ」など、一筋縄ではいかない登場人物が物語を作り出す。

 ベオグラードはかつて、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都であり、過去2度の世界大戦やユーゴ紛争など、さまざまな局面で戦場となってきた。そんな土地の性質と超能力バトルがどのように関わっていくのかが、本作の注目すべきポイントであろう。
 また、セルビアと超能力者をめぐる状況は公式Twitterアカウントにて解説されているので、興味があればゲーム発売前に確認しておくとよいだろう。

 以下、リリースの引用となっているのでチェックしていただきたい。

インディーゲームサークル「Summertime」は、8月28日、新作ノベルゲーム「ベオグラードメトロの子供たち」の配信情報を発表しました。日本時間9月11日19時にSteamにてダウンロード版(Win版)が配信予定です。同日、BOOTHにてパッケージ版・ダウンロード版(Mac版)の発売も予定しています。

「Summertime」は主にビジュアルノベルの制作を行うサークルです。過去作『真昼の暗黒』は、インディゲームコンテスト「ティラノゲームフェス2018」にて、約300作品の中からグランプリを獲得しています。

「真実が、目に見えたためしはありますか。」

――20XX年、旧ユーゴスラビア圏・セルビア。

その片田舎各地で“超能力者”が現れたという報告が入る。

政府は、能力を使用した者を罰する法律を作る。

これにて平和は守られたように思われた。

そして、10年後……

セルビアの首都・ベオグラードに引っ越してきた少年・シズキは、家出をしたところ施工中止から4年が経ち、廃墟同然となったベオグラード・メトロに迷い込んでしまう。

しかし、そこは社会からはじかれた能力者たちの溜まり場だった。

ベオグラードを牛耳る大企業・ゴールデンドーン社による『能力者狩り』により、能力者たちは厳しい立場に置かれていた。

シズキは、ゴールデンドーンの令嬢・マリヤと出会い一目惚れ。

極端な男卑女尊の思想を持つ彼女に近づこうとして、女装をすることになる。

超能力者の謎を追うにつれ、彼女に深く入れ込むにつれ、シズキはとある野望を抱く。

バルカンのむせるような夏、

要塞のようなブルータリズム様式の団地がそびえるベオグラード、忘れ去られた王国のようなメトロが、子供たちを飲み込んでいく……。

ベオグラードメトロの子供たち」作品情報

「ベオグラードメトロの子供たち」は、インディーゲームサークル「Summertime」が開発した、セルビアの首都・ベオグラードを舞台に、青春と能力者バトルを描くビジュアルノベルです。

ドット絵調のイラスト・PC-98ライクなビジュアルを特徴として、作中の文章は28万文字以上、想定プレイは10時間以上(1話30分~1時間程度)の長編です。ゲーム中の背景の一部は、作者が実際にセルビアで撮影した写真を加工したものを使用しています。

本作では、文章を読み進めることに加え、ゲームを進めていくと、新聞・手紙・日記…など、当時のベオグラード能力者問題に関連する様々な資料が解放されます。

物語やゲーム内ドキュメントを探り、真実を見つけてください。

また、ゲストクリエイターとして、音楽系VTuberの中でも実力派として知られる「バーチャルねこ」氏を起用。作中楽曲のうち約半分を担当し、エレクトロニックかつ浮遊感あるサウンドが世界に深みを与えます。

■登場人物

・シズキ・ペトロヴィッチ(左:通常時、右:女装時)

主人公。半年前にベオグラードに引っ越してきた。無能力者。

・マリヤ・オブレノヴィチ

大企業の令嬢。天使のように可愛らしく誰にでも優しい。男を見下す。

・デジャン・アレクシッチ

サイコキネシスの能力者。シズキと協力して父親の仇を探す。女嫌い。

・ネデルカ・ファルカス

少数民族の女の子。能力者を忌み嫌う。シズキが大好き。

■特色
・ドット絵調のイラスト、PC-98ライクなビジュアル。
・文章は28万文字以上、プレイ時間10時間以上の長編。
・新聞・手紙・日記など、作中の資料を紐解くドキュメント機能。
・作中の単語を解説するTIPS機能搭載。
・スチル150枚以上、一部アニメーションも

■音楽

ゲーム内の楽曲をVTuber・バーチャルねこ氏が書き下ろし(全曲中、約半分)。
世界に深みを与える浮遊感のあるサウンド。

■スタッフ
企画・シナリオ:Summertime(隷蔵庫)
音楽:バーチャルねこ
デバッグ:ばじるちゃん
制作サポート:poroLogue

■スペック
作品名:「ベオグラードメトロの子供たち」(Children of Belgrade Metro)
ジャンル:ノベルゲーム
対象:暴力的表現・性的表現が一部存在するため、15才以上推奨(Steam上の設定は成人向け指定。※別途、R-18版のパッチも配信予定)。
対応言語:日本語
価格:980円+税(予定)
OS:64bit Microsoft® Windows® 10 / Windows 8.1 / Mac OS X / Mac OS X以降
メモリー:1GB以上 ストレージ:800MB以上

■公式サイトhttp://summertimeinblue.net/CBM

■公式Twitterhttps://twitter.com/summertminblue

■オープニングムービーhttps://www.youtube.com/watch?v=grKtvbBgouE

■配信
Steam / Booth 2020年9月11日発売予定
Steamストアページ:
https://summertimeinblue.booth.pm/items/2259542(パッケージ版)
https://summertimeinblue.booth.pm/items/2290362(Mac向けDL版)

■クリエイターコメント

隷蔵庫:アニメかドラマのように読書体験を楽しんでもらおうと制作しました。「デジタル小説」のアピールとして、PC-98風のイラストで作品を描きました。セルビアを舞台にしたのは、現地を訪問した際に、いまの日本の若者とセルビアの若者の閉塞感が少し似ていると思ったところからです。能力者たちが織り成す物語・戦いなど、プレイしつつワクワクしていただけたら嬉しいです。

バーチャルねこ:今作の音楽制作にあたり、本来のバーチャルねこ音楽らしさと、ゲームのBGMとしてのバランスを取るのに、実制作以上に多くの時間を要しました。音色の選択が非常に大変でしたが、これにより、多くのことを学ぶ事が出来て、大変よかったなあと思いました。

日常パート部分のBGMは、よりバーチャルねこ音楽らしさを、引き出せたように感じています。BGMも是非、楽しんで聴いて、プレイして頂けると嬉しいです。ねこなのに。

■Summertimeについて

ゲームクリエイター隷蔵庫による制作サークル。ある殺人事件が発生した2028年の多摩ニュータウンを舞台に、小学生女子「昼間ミサ」と心理カウンセラーの男性「暮方計」との奇妙な関係が描かれる過去作『真昼の暗黒』は、インディゲームコンテスト「ティラノゲームフェス2018」にて、約300作品の中からグランプリを獲得しています。

文/tnhr

ライター
メイプルストーリーで人との関わり方を学び、ゲームのゲームらしさについて考えるようになる。主にRPG、アドベンチャーゲーム、アクションゲームの物語やシステムに興味のある学生。
Twitter:@zombie_haruchan
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