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SCP財団をテーマにしたVRホラーゲーム『SCP: Labrat』が10月に配信へ。Dクラス職員となって「SCP-173」が徘徊する施設からの脱出目指す

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 ふたりの開発者が所属するゲームデベロッパーBezbro Gamesは、SCP財団を題材にした『SCP: Containment Breach』リンク)をVRに対応させる『SCP: Labrat』Steamストアページを開設した。価格は無料で、10月にリリース予定。Steam VRに対応したVRヘッドセットであれば動作する。

 すでにベータテストが始まっており、公式DiscordサーバーのPublic-Betaチャンネルでテスト版が配布されている。なお、本作は最終的にマルチプレイへも対応予定だ。

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(画像はSteam『SCP: Labrat』より)

 SCP財団とは、超常的な能力を持つ存在を収容する架空の組織の名称だ。SCP財団に収容された存在に対する報告書といった形で、ユーザーたちがさまざまな怪異に関するデータを創作しており、それらはwiki上でまとめられている。

 SCP財団の世界設定や投稿された創作物は、さまざまなゲームの題材として取り上げられている。とくにUndertow Gamesが2012年にリリースした『SCP: Containment Breach』は高い人気を誇っており、オープンソース化されていることから派生ゲームも作られている。

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(画像はSteam 『SCP Labrat』より)

 『SCP: Labrat』は、そんな『SCP – Containment Breach』をVRゲーム化するプロジェクトだ。ゲームの内容は『SCP – Containment Breach』へ準拠し、部屋のデザインなどに変更はない。

 ただし、VRリメイクにあたりSCPやイベント、アイテムが追加され、より良いライティングやテクスチャ、アニメーションが適用される。オリジナル版にあるSCPはほぼ登場するが、VRで動作しない一部のSCPは削除される。

 プレイヤーは、非人道的な実験でよく利用されるDクラス職員として、SCP財団のある施設から脱出を目指すことになる。ランダムで生成される施設には収容されたさまざまなSCPが徘徊しており、有名な「SCP-173」が主な敵対者としてプレイヤーの行く手を遮る。主人公は人間なので定期的にまばたきするが、SCP-173はまばたきによって「誰も監視していない」状態になると即座に襲いかかってくるので、近くにいる場合は非常に危険だ。

 施設にはプレイヤーを手助けするさまざまなアイテムやSCPも設置されているので、それらを利用して危険を回避し、生きて脱出することを目指す。今後はマルチプレイにも対応予定で、その場合はボイスチャットなどを使って協力して施設から脱出することになる。

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(画像はSteam『SCP: Labrat』より)

 すでにベータテストも始まっている『SCP: Labrat』。Steamでも無料でリリースされるが、すぐにプレイしたいという方は公式Discordサーバー内で実施されているテストに参加してみてほしい。

ライター/古嶋誉幸

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros

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