サイバーコネクトツーの代表である松山洋氏が、YouTubeのサイバーコネクトツー公式チャンネルの動画で、ファンからの質問に答える形で『.hack//G.U. Last Recode』のNintendo Switchへの移植の可能性を語った。
松山洋氏によると、『.hack//G.U. Last Recode』のNintendo Switch移植は、同作の販売元であるバンダイナムコエンターテイメントに何度も提案をしているという。ただし、移植にかかるコストと売上の見込みがわからないなどの理由で実現できていないのが現状だそうだ。
松山洋氏も『.hack//G.U. Last Recode』のNintendo Switchへの移植は「ぜひやりたい」としており、Nintendo Switchのユーザーが『.hack//G.U. Last Recode』を遊びたいという意志をバンダイナムコに届けたら、ひょっとしたら実現できるかもしれないと語っている。
PlayStation 4とSteamで発売されているRPG『.hack//G.U. Last Recode』は、2006年に発売されたPlayStation 2用ソフト『.hack//G.U.』シリーズのHDリマスター版。『.hack//G.U.』シリーズのVol.1~3が収録されており、さらに新規エピソードVol.4「あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢」が収録されているため、これ1本で『.hack//G.U.』シリーズを遊びつくすことができる。
さらに『.hack//G.U.』Vol.1のパッケージに同梱されていた映像集「ターミナルディスク」がアップコンバートされて収録されており、ゲーム本編を進めると『.hack//』のダイジェスト映像や裏設定が明かされる。
『.hack//G.U.』は、『.hack』シリーズの2ndシーズンプロジェクトであり、ストーリーは架空の仮想オンラインゲーム『The World』を題材にしている。主人公である「ハセヲ」は、PK(プレイヤーキル)やギルド同士の抗争が耐えず、システム管理者すらコントロールできない混沌とした世界へ新たにログインする。そこでハセヲは、遊びの領域を超えた「The World」の世界を体験することになる。
本作は日本のみならず、海外でも根強い人気があり、今回のNintendo Switchへの移植の要望に関する話も、海外のファンの質問が起点となった形だ。松山洋氏が動画で言ったように、ファンの一押しでNintendo Switchへの移植が決まるとのことなので、Nintendo Switchで『.hack//G.U. Last Recode』を遊びたいユーザーは、バンダイナムコエンターテイメントに声を届けてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司