米国の市場調査会社Sensor Towerは、現地時間10月28日(水)に同社のブログで公開したレポート記事にて、iOS、Android版『原神』における初月(9月28日から10月27日)の売り上げが「約2億4500万ドル(10月27日時点で約256億円)に達した」との推計結果を発表した。本記録は、モバイルゲームのローンチとして過去最大級の規模だ。
レポート記事によれば、miHoYoが配信するiOS、Android版『原神』は9月28日の正式リリースから1週間で約6000万ドルのプレイヤー支出を記録して以降、失速せずに毎週ほぼ同じ額のプレイヤー支出を生みだしているという。
記事中には9月28日から10月27日までの30日間における他タイトルとの売り上げ比較図も掲載されており、テンセントゲームズがパブリッシャー(販売元)として関わる『Honor of Kings(王者栄耀)』や『PUBG Mobile』、Nianticの『Pokémon GO』、そしてミクシィの「XFLAG」ブランドから配信中の『モンスターストライク』を上回ったことが示されている。
また、記事中ではリリース初月に大きな収益を挙げたタイトルとも比較。初月に7000万ドルを記録した任天堂の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』や、リリースから30日間で2500万ドルを売り上げたiOS版『フォートナイト』を上回る結果となった。ただし、『Pokémon GO』はリリースから30日間で『原神』を上回る2億8300万ドルを記録している。
さらに、中国市場が総収益の33.5%にあたる8200万ドル以上のプレイヤー支出を記録し、次いで日本市場の5900万ドル(24%)、アメリカ市場の4500万ドル(18.3%)と中日米のトップ3ヶ国で総収益の75.8%を占めることも明らかとなった。
このほか、アプリストア別では総収益のうちApp Storeが約1億4400万ドル(58.7%)、Google Playが約1億100万ドル(41.3%)を占めたことも記載されている。
11月11日(水)に新イベント「帰らぬ熄星」を含むアップデート「バージョン1.1」が配信される『原神』だが、プレイヤーの支出額が失速していないことは大きな驚きだ。果たしてこの勢いはどこまで続くのか、引き続き様子を見守りたい。
ライター/ヨシムネ