日本とクリエイターに焦点を当てたドキュメンタリー映像シリーズを公開するYouTubeチャンネル「Archipel(アルシペル)」は、Tango Gameworks代表でゲームデザイナーの三上真司氏へフォーカスしたドキュメンタリー映像の第2弾を10月29日(木)夜に公開した。
今回公開された第2弾の映像では『バイオハザード4』でディレクターとシナリオ担当を務めたのち、カプコンの子会社であるクローバースタジオにて手がけた『GOD HAND』以降のキャリアをはじめ、作品が生まれたきっかけや開発の経緯などの裏話が三上氏自身の口から語られている。
クローバースタジオのスタッフは当時PlayStation 2版『大神』の開発に注力しており、三上氏は次回作の企画書を書き続けていた。思うようなものづくりができず嫌気が差した三上氏は、代表であった稲葉敦志氏へ話を通し、フリーとして完成させた作品が『GOD HAND』だという。
同作を開発するに至ったきっかけは、Capcom USAが当時開発していた『ファイナルファイト』の続編作品を試遊した際に抱いた感情、そして「(売り上げと関係なく)いち個人のクリエイターとして好き勝手にやりたい」との思いであったようだ。
また、開発については“自分が「面白い」と思うゲーム作り”と、開発チーム内でひとりだけ決めた“「メインのお客さん」に的をしぼった調整”へ焦点が当てられていたようだ。
なお、動画では2021年発売予定の『Ghostwire:Tokyo』をはじめ、『VANQUISH』、『killer7』、『Shadows of the Damned』、『サイコブレイク』にも言及されている。
ライター/ヨシムネ