10月27日(火)、『マインクラフト』内で楽しむことができる芸術祭、「向こうがわ芸術祭」がスタートした。
巨大な鳥居や仏像、アーティスト自身が撮影した写真を使用したモニュメント、駒音をサンプリングした音楽が聴ける将棋盤など様々な建造物が14個展示されている。
参加アーティストは、イギリスを中心に活躍するフォトグラファーである雨宮透貴や、イラストレーターのたかくらかずき、蛍光塗料やブラックライトを使用したインスタレーションで知られるHouxo Queをはじめ、うーたん・うしろ、草野絵美、シシヤマザキ、TaigenKawabe、ヌケメ、円香、Maruosaの総勢10名。
本展は、 Windows10版、iOS版、Nintendo Switch版の『マインクラフト』で、公式サイトにあるRealmsの招待コードを入力すればすぐに入場できる。サーバーに同時接続できるのは10人までとなっているため、混んでいる際は平日や日中、深夜などに入場してみると快適に鑑賞できそうだ。
公式サイトにはモニュメントマップと、それぞれの座標が記されている。また、サーバーはクリエイティブモードになっているため、空を飛んでモニュメントを360度好きな角度から眺めることができる。
「向こうがわ芸術祭」の会期はとくに決まっておらず、作業の進行度にあわせて定期的に展示内容がアップデートされる。さらに、鑑賞者も自由に建築することが可能となっているが、こちらはアップデートの際にリセットされるため注意が必要だ。
また、本展の参加アーティストであるたかくらかずき氏のYoutubeチャンネル「データそうめん」で、本展の内容が不定期に配信されている。そのため、対応している『マインクラフト』を持っていない場合でも本展を楽しむことができる。ゲストにシシヤマザキ、雨宮透貴を迎えそれぞれの作品のツアーを行なった第一回がすでに配信されており、アーカイブも視聴可能だ。
ブロックはもちろん、太陽などの一部テクスチャが張り替えられていたり、レッドストーン回路による仕掛けなど『マインクラフト』ならではの作品が多く展示されている本展。ぜひ体験してみてはいかがだろうか。