海外メディアGematsuが入手したエレクトロニック・アーツ(EA)の最新の財務報告書内で、バトルロイヤルゲーム『Apex Legends』のアジア地域におけるめざましい成長ぶりが報告されている。
特に日本での成長が著しく、現在世界第2位の市場となっているという。EAは今後も日本での成長を目指し、強く力を入れていく計画だと表明している。
また、リリースが待たれるモバイル版『Apex Legends』の開発は2021年年明けに完了し、2022年会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日)内にサービスを開始するとしている。
『Apex Legends』は2019年2月にサービスを開始した基本無料のバトルロイヤルゲームだ。3人のプレイヤーがチームを組み、さまざまな能力を持った「レジェンド」からひとりを選択して戦場で最後のチームになるまで戦う。知らないプレイヤーとも協力するため、マップにピンを打って味方と簡単に意思の疎通ができるシステムを搭載したことも話題となった。
ローンチ後の最初の週で2500万人、1ヶ月で5000万人を超え、2019年10月には7000万人のプレイヤーを抱えていることが報告された(参考ツイート)。
2020年11月5日にSteamでもリリースされ、ピークプレイヤー数は9万人に迫っている(参考リンク)。
市場調査会社Newzooの調査によると、日本のPC版『Apex Legends』におけるプレイヤー数は『リーグ・オブ・レジェンド』や『レインボーシックス シージ』をおさえて2020年2月に第1位を記録。特にプレイヤーが増えた5月には、シェアの37.4%を占めた。この月にはシーズン5「運命の行く末」が始まっている。
『Apex Legends』はRiot GamesのマルチプレイFPS『Valorant』がリリースされた6月には少しシェアを落としたものの、依然として高いプレイヤー数を誇っている。
また、同社が実施した別の調査では、日本のPS4とXbox Oneの『Apex Legends』での月間アクティブユーザー数は、2020年7月に146万を記録したという(参考リンク)。
日本で高い支持を集める『Apex Legends』は、11月5日にシーズン7「アセンション」が始まった。チャレンジなどの要素へ若干の変更を加えて現在進行中だ。
ライター/古嶋誉幸