シアトルに拠点を置くゲームデベロッパーのPillow Castle Gamesは、錯視を利用した一人称視点パズルゲーム『Superliminal』をSteamで発売した。11月13日まで20%オフの1640円で購入できる。日本語対応。Steam発売を記念し、特別トレイラーも公開されている。
Steam版はSteamワークショップに対応しており、ユーザー制作コンテンツが導入できる。先駆けてPillow Castleは、『Portal』よりヒロインのコンパニオンキューブをゲームに登場させている(参考リンク)。興味がある方はそちらもサブスクライブしてゲームに登場させて欲しい。
『Superliminal』は、強制的遠近法と錯視を利用した一人称視点パズルゲームだ。ゲームは平面がまるで立体のように見えたり、あるいはその逆だったりする「だまし絵」や、遠近感と物体の大きさを強制的に一致させる「強制遠近法」を用いて、ものを大きくしたり小さくしたりすることでパズルを解く。
強制遠近法を利用して、小さなサイコロを大きくして足場にしたり、大きなチェスピースを小さくして通路を通れるようにするなど、さまざまな使い方ができる。現実世界では、「映える」写真にもよく使われるトリックだ(参考リンク)。
プレイヤーは何か悩みを持つ誰かとして、「ピアース博士の夢療法」プログラムに参加する。治療といっても実験のようなもので、いってしまえば『Portal』のテストチャンバーをクリアしていくと表現してしまえる。頼りない博士や信用ならないAIの声を頼りに先へと進むが、実験は途中から思いも寄らぬ(あるいは期待通りに)失敗し、徐々にその世界の裏側へと足を踏み入れることになる。パズルだけでなく、ストーリーも楽しめるはずだ。
ストーリーを進めるだけでなく、コミュニティのフィードバックからジャンプの回数やクリアタイムを記録する「チャレンジモード」を新たに搭載。また、前述の通りSteamワークショップにも対応した。
ついにSteamでも発売となった『Superliminal』。『Portal』からコンパニオンキューブまで密かに参戦するので、Epic Games Storeやコンソール版をまだ買っていないという方は、これを機にだまし絵パズルに挑戦してみて欲しい。
ライター/古嶋誉幸