海外メディアIGNなどは、Four Quartersの開発しDevolver Digitalgが販売するRPG『Loop Hero』のゲームプレイを紹介する動画を公開した。
2020年3月時点の内容ではあるが、itch.ioにて本作の体験版が配布中。ゲームの雰囲気や内容が気になる方は、こちらをダウンロードしてみて欲しい。体験版は日本語に未対応だが、Steamで販売される製品版は日本語にも対応予定だ。
『Loop Hero』はその名の通り、不浄なるガーディアンたちを打ち倒すため、自動生成されるループを何度も回りながら冒険するデッキ構築型RPGだ。拠点であるキャンプに戻ると、世界や装備がいったんリセットされるローグライク要素が組み込まれている。
ゲームをスタートすると、まずはキャンプを設置することになる。キャンプの炎に照らされて現れる一本の道が、主人公が冒険できる唯一の場所だ。主人公は自動的に突き進み、敵に会ったら自動で戦うため、プレイヤーが介入するのは主人公の装備の変更と冒険する世界の構築だ。
一本道をぐるぐると回り、資源を集めてキャンプに帰還。帰還すると資源以外のアイテムや経験値はすべてリセットされるが、資源でキャンプを拡充すれば主人公の能力を少しずつ底上げできる。いわゆるローグライトなゲームだ。
敵を倒すなどで得られるカードは、武器や防具と言った主人公の装備と、山や町、墓場といったマップに配置するもののふたつに分けられる。
カードをマップに配置すると、さまざまなメリットやデメリットを享受できる。主人公の能力を少しずつアップさせるカードや敵が出現するカード、影響範囲で敵味方の能力を変更するカード、キャンプを拡充する資源がもらえるカードなど、さまざまな効果を持つカードが登場。
同じものを複数並べると効果がアップしたり、特定のカードの近くにしか置けないカードがあったりと、設置条件もそれぞれで異なる。
敵が出現するカードはそれ自体がデメリットだが、敵を倒せばより多くのカードが手に入るメリットもあるといえる。町のカードを設置すれば通るたびに一定数のHPが回復する。ただし、町を設置するとランダムで敵が1体現れるというデメリットつきだ。
カードのメリットとデメリットをよく考え、マップ上に上手くカードを配置すれば安全にたくさんの資源を自分のキャンプへと持ち帰ることができる。カードの出現はランダムなので、計画通りに世界が構築できるかは分からない。時折強力なモンスターがクエストとして現れることもあり、倒せば強力なアイテムが手に入るかわりに危険も伴う。
主人公の行動は戦闘中以外いつでも止められるので、手持ちのカードと相談しながらじっくりと戦略を練ることも可能だ。
ランダム要素にドキドキしながら、何度でもループを繰り返して世界を邪悪な鎖から解き放とう。
『Loop Hero』はSteamにて2021年初頭発売予定。興味がある方は体験版をプレイしながら続報を待って欲しい。
ライター/古嶋 誉幸