ロシアのモスクワに拠点を置くゲーム開発会社Luden.ioは、機械学習をテーマにした工場自動化ゲーム『Learning Factory』の早期アクセスを2月18日(木)に開始すると発表した。本作は日本語にも対応予定だ。
現在は無料のアルファテスト版がSteamストアページにて配布中で、こちらは英語でしかプレイできないが2月4日(木)まで遊ぶことができる。
『Learning Factory』は、ネコと人類が仲良く火星を征服しつつある未来の世界が舞台だ。しかし、人間には愛すべき隣人であるネコが本当は何を望んでいるのか理解できなかった。プレイヤーは機械学習と工場自動化を駆使し、ネコの欲求を理解する究極のタスクに挑む。
ゲームの基本は、トランスポーターからショップにやってくるネコが欲しいものを売ること。ネコはそれぞれ欲しいものが異なる。コンベヤで製品をショップに運んでいるだけでは、効率化は難しい。
そこで登場するのが機械学習だ。機械学習アルゴリズムを使って大量のデータを処理し、さらなる工場の効率化を目指す。
無料のアルファ版では、プレイヤーは荒廃した工場とネコ用のお店、そしてネコトランスポーターなどが設置された火星に放り出される。ネコトランスポーターからはひっきりなしにネコが転送され、コンベヤでお店へと流れていく。
ネコはお店に着くと、欲しいものとコインを交換しようとする。序盤は「毛糸玉」や「コットン」などを求めるネコが多いようだ。まずはマップをまわり、それらのアイテムを集めてお店に搬入しよう。
少しコインを稼いだら、ついに自動工場の建設だ。お店の周囲には綿の木が自生している。リサーチツリーからコットンコレクターや毛糸玉メーカーを研究し、上手く設置してコンベヤでお店へと搬出する。ここまで来るとプレイヤーはわざわざアイテムを集めて回る必要はほとんどなくなる。
ゲームプレイが大きく動くのは「スマートショップ」を建設した後だ。このショップは機械学習を通じて効率よい売買を実現できる。
ほんの序盤を触っただけだが、ネコがコンベヤを流れて順番に買い物をする姿と無骨な工場の取り合わせがなんとも微笑ましい。ネコを眺めているだけでもなかなか満足できるが、徐々に向上が大規模・効率化していくのを見るのも工場自動化ゲームの醍醐味だろう。
かわいいネコを理解する、機械学習をテーマにした工場自動化ゲーム『Learning Factory』は、2月18日(木)早期アクセススタート。2月4日(木)までは無料のアルファ版が遊べるので、コンベヤで流れるネコが好きな方はぜひプレイしてみてほしい。
ライター/古嶋誉幸