人気ホラーゲーム『SCP: Containment Breach』をVRゲーム化するプロジェクト『SCP: Labrat』の最新トレイラーが公開された。VRで再現された施設や、ゲームの主要な敵である「SCP-173」の姿や、体の動きを使ったVRならではのゲームプレイの一部が確認できる。
最新トレイラーは「早期アクセストレイラー」と名付けられている。Steamのページなどではリリース時期は2021年初頭となっているが、Discordの書き込みによるとゲームの早期アクセスは2月中旬を予定しているという。Steam VRに対応したVRヘッドセットが必須だが、ゲーム自体は無料で遊べる。
SCP財団は自然法則に反したさまざまな怪異(SCPオブジェクト)を確保、収容、保護する架空の組織。ユーザーたちが「SCP財団」という共通のユニバースを共有し、「報告書」という形を中心に、さまざまな創作を行う取り組みだ。ルールを遵守すれば二次創作も自由に行えるのも特徴。ビデオゲームの題材にも取り上げられ、RemedyのTPS『Control』はSCP財団からインスピレーションを受けていることを明言している。
『SCP: Labrat』はSCP財団をテーマにしたVRホラーゲーム。二次創作ゲーム『SCP: Containment Breach』をVRゲーム化するプロジェクトだ。プレイヤーは財団の中でもほぼ人権のない扱いを受けるDクラス職員として、さまざまな怪異が解き放たれてしまった施設内から生き延びて脱出を目指す。
ランダム生成される施設内部や、プレイヤーの行動によって変化するエンディングなど、ゲームプレイはほぼそのままオリジナル版『SCP: Containment Breach』と共通する。オリジナル版に登場するSCPオブジェクトはほぼそのまま登場するが、一部VRでは動作しないものは削除されている。
施設内には、直視し続けなければ近くにいる人間を殺害するという有名な「SCP-173」を中心に、敵対者が多数配置されている。人間の特殊部隊もプレイヤーを殺すために目を光らせているため、頼れるのは自分とSCPオブジェクトに対する知識だけだ。
ゲームはシングル・マルチプレイの両方に対応。マルチプレイでは2人から最大10人まで参加可能。プライベートロビーではさらに多くのプレイヤーが参加できる予定だが、こちらの上限は未定だ。
VRゲームとなることで、さらなる恐怖が待ち受ける『SCP: Labrat』は2月中旬リリース予定。3月には正式版を公開することが予定されている。興味がある方はPCVR機器を準備して、本作のリリースを待って欲しい。