アメリカ、ワシントン州エバレットに住むゲーム開発者のノア・ウィリアムズ氏は、現地時間3月26日(金)にRPG『Entodrive』のSteam早期アクセスを開始すると発表した。価格は未発表で、日本語には未対応だ。ゲームは2022年第1四半期までに完成させる予定だという。
『Entodrive』は、コンピューターウイルスをテーマにした『ポケモン』タイプのモンスター収集RPGだ。2Dドット絵で描かれたキャラクターが3D空間を冒険する、ミニチュアのような見た目のグラフィックが特徴的。
本作の世界は、コンピューターウイルスの発生をゲーミフィケーションしたARゲーム「EntodriveAR」が開発中の少し先の未来だ。ウイルスはモンスター「エントドライブ」として現れる。
しかしこのゲームにはバグが潜んでおり、開発者の意図した以外の動作をするようになっていった。現実を侵食し始めたEntodriveARを正常に戻し、キャッシュ島に住む人々を救うため、プレイヤーはゲームの開発者のひとりとして、もうひとりの開発者マックス・ジェイとともにさまざまなエントドライブが住む世界に飛び込むことになる。
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ゲームはキャッシュ島を冒険してさまざまなエントドライブを集め、育てて戦わせる。初期の『ポケモン』を想像すればほぼその通りだろう。
早期アクセス版のバージョンは0.05。アルファテスト段階だ。ふたつの街と洞窟が用意されているという。いわゆる御三家になるであろう「エントドライブ」を選び、さまざまな人々と対戦する。現時点で予定された120種のうち90種のエントドライブが実装済みとなっている。
ただし、バージョンからも分かるとおり、本作は開発の初期段階にある。イベントやNPCに加え、アイテムの使用や経験値のスケーリングなど、戦闘に重要なシステムのいくつかは欠けている。ほかにも複数の実装予定のコンテンツがあるため、ゲームのアルファテストを楽しめる方以外には少しオススメしづらい。経験豊かなプレイヤー向けといえるだろう。
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(画像はIndieDB『Entodrive』より)
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(画像はIndieDB『Entodrive』より)
『Entodrive』は現在早期アクセスに向けて開発が進められている。早期アクセスはかなりの初期段階でのリリースとなるため万人にはオススメし辛いが、興味があればウィッシュリストに登録して発売を待ってほしい。