ゲーム開発会社Ceeeb Studioは、SCP財団をテーマにした人狼ゲーム『SCP:Mansion』を発表した。3月からSteamにて開発中のゲームを販売する早期アクセスが開始予定だ。
最大8人でプレイできる『SCP:Mansion』にて、プレイヤーはCeeeb Studio自身が創作したオリジナルのSCPオブジェクト「邸宅」(クラス:Euclid)を調査することを目指すことになる。映像では調査を進めるためのタスクに取り組むシーンや、銃で他者を攻撃したり、あるいは倒れた人を救護したりといったシーンが確認できる。
「邸宅」は財団の手によって封じ込めに成功し調査が行われていという設定で、原因不明の事象により内部に測定器を設置していたDクラス職員が消滅。測定器のデータを持ち出すため、医師や警備員などで構成された8人のチームが「邸宅」内部へと入ることになる。しかし、8人の内の2名が「邸宅」の影響を受け、調査の邪魔をすべく息を潜めていた。
ゲームのためのバックグラウンドもSCP財団風のレポートとしてまとめられている。
アイテム名:SCP-Mansion(邸宅)
オブジェクトクラス:Euclid
「SCP-Mansion」は人間の思考をゆがめる可能性のある超常的な建造物です。財団が封じ込めに成功した後、さまざまな実験が行われました。最新の実験では、指示を受けたDクラス職員が建物内部に探知機を設置。8つの探知機を設置した時点で████の突然の破裂が起き、実験を中止せざるを得なくなりました。
この事故でDクラス職員は全滅したものの、設置された探知機の正常な動作を確認しました。財団は実験結果を持ち帰るため、経験豊富な探偵、研究員、医師、そしてかつて機動部隊███に所属していた警備員らで構成された特別戦術部隊を組織。このオブジェクト内部のへと送られました。
このチームのメンバーはすべて財団が制作した心理テストに合格しなければなりません。”
ゲームでは実験で得られるはずだったデータを回収するため、メンバーが協力してさまざまな任務に挑む。しかし、メンバーの中にはオブジェクトの影響を受けて行動がゆがめられた裏切り者がいて、実験を阻止しようとしている。
投票システムは、人狼だと思われるプレイヤーの居場所を特定するために使われる。もっとも人狼だと投票されたプレイヤーは、ほかのプレイヤーから居場所が分かるようになってしまう。
具体的にどのように決着をつけるかはSteamページのトレイラーをみるしかないが、一部のプレイヤーは銃で武装。裏切り者だと思われる相手を直接射殺している。一方の裏切り者は後ろから忍び寄って首を絞めたり、正体不明の能力を使ってメンバーを攻撃している。
首を絞められたプレイヤーは、医師の役割を持つほかのプレイヤーによって助けられている。疑われたり、裏切り者に攻撃されてもすぐにゲームから除外はされないようだ。
ゲームの早期アクセスは3月にスタート予定で、早期アクセス期間は3ヶ月間を予定している。すでに300人ほどの規模でテストされており、新しいマップのリリースも計画されているという。
大人気創作「SCP財団」と『Among Us』などで一気に広まったデジタル人狼ゲームを組み合わせた『SCP:Mansion』。興味があれば、Steamでウィッシュリストに登録して発売を待ってほしい。
ライター/古嶋誉幸