ゲームパブリッシャーVersus Evilは、Invisible Wallsが開発するだまし合いマルチプレイゲーム『First Class Trouble』の早期アクセスを4月9日(金)にスタートすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)、日本語対応で価格は未定となっている。
『First Class Trouble』は、暴走したAIを止めるため豪華な宇宙客船の中でほかのプレイヤーと協力するマルチプレイゲームだ。しかし、プレイヤーの中にはAIの仲間である裏切り者(ペルソノイド)が隠れている。彼らは秘密裏に暗躍し、虎視眈々とほかのプレイヤーを狙っている。有り体にいえば『Among Us』のようなタスク型人狼ゲームに3Dアクションを取り入れた作品と言える。こうしたゲームは現在「ソーシャルディダクションゲーム」(社会推理ゲーム)とも呼ばれている。
ゲームに参加するのは最大6人。ペルソノイドはその中からふたりがランダムに選ばれる。暴走したAIを止める旅客たちが勝利するには、任務を遂行しながらペルソノイドを見つけ出し、エアロックから追い出す必要がある。ボイスチャットを使い連絡を密に取りながら、AIをシャットダウンすることが最終的な目標だ。
ショッピングモール、スパ、レストラン、カジノなど、豪華客船らしいロケーションで存分にだましあえる。プールで感電死させたり、火の中に放り込んだり、冷蔵庫の中に閉じ込めたりと、殺害方法は多様だ。一方のペルソノイドは、乗客を排除するか、最後までペルソノイドであることを隠し通すことで勝利となる。
『First Class Trouble』は、2019年ごろから幾度もテストが行われており、2020年内は10回のアップデートを実施した。早期アクセスとはいえある程度完成した形でリリースされる予定だ。早期アクセス期間は半年から1年を予定しているが、フィードバックによっては変更になる可能性もある。フルバージョンでは4つのマップやテーマイベント、観戦モードなどを実装予定となっている。
リッチな豪華客船でだましあいが楽しめる『First Class Trouble』の早期アクセスは4月9日スタート。日本語にも対応するので、発売を楽しみに待ちたい。
ライター/古嶋誉幸