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ARを使った意欲的なアドベンチャーゲーム『ガラパゴスの微振動』の販売が3月31日で終了へ

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 ENDROLLは、ARを使ったアドベンチャーゲーム『ガラパゴスの微振動』の販売を3月31日(水)を持って終了すると発表した。すでにゲームを持っている人は販売終了後でも引き続きゲームを楽しめる。価格は税別3980円だが、公式ストアやAmazonでは、執筆時点でキャンペーンとして税別2980円で販売している。

 『ガラパゴスの微振動』はARを使ったスマートフォン向けのアドベンチャーゲーム。プラットフォームはAR Coreとジャイロに対応したAndroid 9.0以上(Nexus5x、6Pは除く)、iPhone 6S、iOS 12.0以上となる。

 本作をプレイするにはまず公式ストアやAmazonで販売されている物理メディアである「ゲームキット」を購入する必要がある。家に届いたゲームキットを開封すると、その中にはゲームの謎解きで使う各種書類や、ARを呼び出すときのカードが添付されている。スマートフォンにアプリをインストールしたのち、ゲームスタートとなる。

 舞台となるのは2005年のとある高校。そこで自意識だけが過剰で悶々として生きている学生「磯部允」の運命を変えるべく、プレイヤーはTime Editorとして、謎を解きながら磯部允の行いに介入して、過去を改ざんしていく。最終的には磯部允に最高の文化祭を送らせるのが目的だ。

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(画像はAmazon『ガラパゴスの微振動』より)
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(画像はAmazon『ガラパゴスの微振動』より)
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(画像はAmazon『ガラパゴスの微振動』より)
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(画像はAmazon『ガラパゴスの微振動』より)

 本作の特徴はガラケーなど2005年の文化が表現された物語とARである。プレイヤーはスマートフォン内で表示されたガラケーを操作しつつ、過去を改ざんしていく。こうしたゲームの目的やヒントはLINEによって送られてくるので、それを手がかりにガラケーを操作しよう。またARで表現されたホログラムや、ジャイロに対応した3Dの校舎内から情報を見つけ出して謎解きに挑んでいくのも本作の特徴だ。
 ゲームは7日間の出来事が描かれ、1日をクリアすると、実際にリアルで翌日にならないとその次の1日をプレイすることができない。

 こうした意欲的な作品だったが、残念ながら3月31日をもって販売が終了することが告知された。本作が気になっていたものの、まだ未プレイの人は早めに購入を決断したほうがよさそうだ。

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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