『コール オブ デューティ ウォーゾーン』を開発するRaven Softwareは、アンチチートのアップデートを発表し、さらに多くのチーターがゲームからBANされたことを伝えた。
海外メディアPCGamerが発売元のアクティビジョンに確認したところ、新たにBANされたチーターは3万アカウントを超えたという。2021年2月には6万アカウントをBANしたことが発表されており、2021年だけでも9万アカウント以上がBANされた計算になる。
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『コール オブ デューティ ウォーゾーン』は最大150人がひとつの戦場に集まり、武器やアイテムを集めながら最後の1チームになるまで戦い続けるバトルロイヤルゲームだ。2020年3月にサービスがスタートし、1周年を迎えた。2020年12月には8500万アカウントを突破したことが伝えられている。ゲームはクロスプレイにも対応しているため、比較的チートが使いやすいとされるPC版のチーターがほかのプラットフォームのプレイヤーと戦う可能性もある。
Raven Softwareはサービス開始時からチーターとの戦いに力を入れており、キルカメラからチーターを通報したり、PC版は電話番号を登録しなければアカウントが制作できないといった対策も採られている。2月の時点ですでに30万アカウントがBANされたというが、それでもチーターは日々ゲームを破壊し続けているのが現状だ。
基本無料ゲームでのアカウントBANは、チーターにとって面倒は増えるものの脅威というほどではないだろう。電話番号であっても安く購入できるサービスは存在している。たとえば2月の大規模BANで一時チートツールの販売を停止していた大手業者は、すでに現在では販売を再開しているという。チートが利益を生む限り、こうしたチートとその対策のいたちごっこが終わる日は来ないだろう。
ライター/古嶋誉幸