「ナチスの子」を育てるゲーム『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』の続編が正式発表。『マイ・チャイルド・ニュー・ビギニング』がNintendo Switchとモバイルで発売へ

 TeknopilotとSarepta Studioは、育成シミュレーションゲーム『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』の続編『マイ・チャイルド・ニュー・ビギニング』(原題)を発表した。プラットフォームはNintendo SwitchおよびiOS、Android。執筆時点で発売日は未定となっている。

 2018年に発売された前作『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、た福祉施設「レーベンスボルン」を題材にした社会派の育成シミュレーションゲームだ。

 レーベンスボルンとはナチスの優生思想に基づかれた純血のドイツ民族を増やす政策のために作られた福祉施設のことで、ナチスが奨励する出産、育児、教育が行われていた。この施設は戦後には解体したが、そこで生まれた子供たちは「ナチスの子供」、「売国奴」として迫害を受けることになる。

(画像はGoogle Play『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』より)
(画像はSteam『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』より)
(画像はSteam『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』より)

 その戦後の迫害にスポットを当てたのが『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』だ。プレイヤーは、第二次世界大戦後のノルウェーで、レーベンスボルンの幼い子供を養子に迎える。

 序盤こそ普通の育成シミュレーションのように、子供に食事やお風呂などの世話をしていくが、子供が小学校に通いだすと、子供は学校や地域からイジメ・差別を受けて心が傷ついていく。子供は救うためにはどうすればいいのか。プレイヤーはこういった難しい問題と向き合わなくてはいけない。

 開発したのはノルウェーに拠点を置くSarepta Studioで、実際にレーベンスボルンの子供たちに取材した内容が盛り込まれているという。

(画像はTwitter:My Child Lebensbornより)

 今回、発表された続編『マイ・チャイルド・ニュー・ビギニング』は、『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』の続編ということ以外、詳細は不明だ。テーマに救済、哲学、トラウマ、和解、再建がテーマとなっているということで、前作よりも希望がある作風になっているかもしれない。複数のプレイヤーがゲームで描かれていることに対する見解を共有するためのシンプルなオンライン機能があるという。

 意欲的な題材で高く評価された『マイ・チャイルド・レーベンスボルン』は、Android、iOS、Steamで配信中。まだ未プレイという人は、今回の発表を機会にプレイしてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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