ウクライナのゲーム開発会社4A Gamesは、オープンワールドFPS『メトロ エクソダス』のPC版エンハンスエディションを5月6日に発売することを発表した。Steam、Epic Games Store、GOG、Microsoft Storeでオリジナル版を購入したユーザーには無料でアップデートが提供される。レイトレーシング対応ハードウェアが必須となる。
『メトロ エクソダス』は核戦争で滅んだ世界を舞台にしたオープンワールドFPS。これまでの『メトロ』シリーズは地下世界が舞台だったが、本作は地上に進出。仲間とともに地下世界を抜け出し、汽車で広大なロシアの大地を旅する。
※2018年12月に公開されたPS4/Xbox One版『メトロ エクソダス』の日本語吹き替えトレイラー。
今回のアップデートにあたり、セーブデータはどのお店で買った場合でも引き継ぎができる。Microsoft Storeは保存方法が異なるためセーブデータに互換性がない。チャプターロック解除機能が追加されるので、もしもセーブデータを紛失、あるいは引き継げない場合も、セーブデータの近くまで移動は可能だ。その場合は実績がオフになってしまう。
チャプターロック解除は可能だが、最高の体験を得るために4A Gamesは再プレイを強く推奨している。「もしかしたら違うエンディングが待っているかもしれません」としており、エンハンスエディションがパフォーマンスの向上や機能の追加だけではないことを示唆している。
とはいえ『メトロ』シリーズは、もともとプレイヤーの行動によってエンディングが分岐することで有名なシリーズだ。エンディングが追加されたのか、元々のエンディング分岐を指しているのかは不明だ。また、NVIDIAのハードウェア向けにDLSSにも対応。グラフィックの品質はほぼそのままに、大きなパフォーマンス向上が期待できる。
多くの機能を追加する『メトロ エクソダス PCエンハンスドエディション』。レイトレーシング対応ハードウェアは現在手に入りづらくなっているが、もしももっているという方は新しいエンディングを探しに、ゲームに再び挑戦してみてはいかがだろうか。
ライター/古嶋誉幸