スウェーデンのゲーム開発会社Stunlock Studiosは、吸血鬼をテーマにしたサバイバルゲーム『V Rising』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。公式サイトでは、ベータテスターの募集も行っている。発売日や価格は未定だ。
『V Rising』は多数のプレイヤーがひとつのマップに集まり、吸血鬼になってサバイバルするゲームだ。ゴシック調のグラフィックを特徴とする、斜め見下ろし視点のゲームになっている。WSADで移動し、マウスで遠距離攻撃の照準を動かす操作方法を採用しているという。
プレイヤーは不死者の王とも呼ばれる吸血鬼だが、何世紀もの眠りで力が落ちている。弱点も敵も多いのが吸血鬼だ。日光、人間、超自然の存在、さまざまな敵が襲いかかってくる。ゲームには昼夜サイクルがあるので、日の出ている間は満足に行動できない。日光を浴びれば伝承の通り灰になってしまう。日中は暗闇で息を潜め、日が沈んだあとは不死者の王として、村を襲って血を吸い、犠牲者を自分の奴隷にできる。
王というだけあって自分の城を作ることもできる。城を作るには、資源だけでなく古代の知識も必要だ。得た知識を使って築城すれば、戦利品を保管し吸血鬼の軍勢を育てることができる。領地を支配し、ほかのプレイヤーの襲撃にも備えなければならない。不死者の王にふさわしい自分だけの城を再建しよう。
一人で行動することもできるが、ほかの吸血鬼仲間と協力することも、敵対して戦うこともできる。あるいは協力しながら、最良のタイミングで裏切ってさらに上を目指すのもいいだろう。協力してほかのプレイヤーの城を襲撃したり、人間の軍勢と戦ったり、抜け目ない外交の腕も問われる。
吸血鬼が主役という独創的な設定のサバイバルゲーム『V Rising』は、現在開発中。興味がある方はSteamのウィッシュリストに登録し、ベータテスト参加も検討してほしい。
ライター/古嶋誉幸