衛生兵となって戦場を駆け巡るアクションゲーム「Medic: Pacific Corpsman」の新たなトレイラーが公開。『ハクソー・リッジ』を彷彿とさせる、救助を主題とした異色のTPS

 Hypnotic Antsは7月20日、衛生兵となって戦場を駆け巡るアクションゲーム『Medic: Pacific Corpsman』の新たなプレイ映像を収録したトレイラーをIGN公式Youtubeチャンネルにて公開した。

 本作は2021年に発売予定。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は明らかにされていない。

なお、近日中にKickstarterにて、クラウドファンディングキャンペーンも開始するという。


※IGN公式Youtubeチャンネルより公開された映像

 『Medic: Pacific Corpsman』は、太平洋戦争をテーマにしたゲームでありながら、銃による戦闘を目的としない本作は銃弾の飛び交う戦場を舞台に、衛生兵として負傷した味方を救出するゲームだ。プレイヤーの主な目的は治療や救助を行う物資を携帯し、「メディック」の名を叫ぶ負傷兵を発見、治療、そして安全な場所への運搬をすることとなる。

 戦場にて物資は限られるため、プレイヤーはアイテムの分配や携帯する道具の判断をする必要がある。この度公開されたトレーラーでは重量のある物資を運搬する映像も確認でき、ストラテジーゲームのような対応力もゲームプレイに求められそうだ。

 いっぽうで、大勢の負傷兵を前に衛生兵の人数は限られている。プレイヤーは負傷兵の傷の状態を把握し、「誰を救助し、誰を見送るのか」の選択に迫られるという。銃で敵を打ち倒すことが目的でないからこそ、プレイヤーは戦争の冷徹さを噛み締めることとなるだろう。

 トレイラーでは銃弾を避けつつ戦地を走り抜けたり、敵兵からの発見から逃れるべくひっそりと移動する光景が確認できる。しかしながら、新たなトレイラーにおいてもプレイヤーが銃を手に取り戦闘を行う描写は一切描かれていない。

 作者からの明言は確認できないが、本作は2016年公開の映画『ハクソー・リッジ』にて描かれる衛生兵、デズモンド・T・ドス氏の活躍を彷彿とさせる。デズモンド・T・ドス氏は、武器の所持や敵兵の殺害を拒否した良心的兵役拒否者である。とくに沖縄戦では75人の命を救い、良心的兵役拒否者としてはじめて名誉勲章を受賞した。『Medic: Pacific Corpsman』の昨年公開されたトレイラーにおいても前田高地を思わせるロケーションが確認でき、デズモンド・T・ドス氏の存在が本作にインスピレーションを与えていると推測できるだろう。

 戦争のゲームでありながら戦闘ではなく、救助を目的とした異色の本作は、プレイヤーに戦争に対する新たな視点を与えてくれるかもしれない。本作に興味があれば、Steamのウィッシュリストに登録して続報を待ってみてほしい。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。
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