ドイツ・ベルリンに拠点を置くゲームクリエイターのPaul Schnepf氏は8月4日(水)、自身が開発するスケートボードアクションゲーム『The Ramp』をPC向けにリリースした。
『The Ramp』は、ミニマルな作りのスケボーアクション。ハーフパイプやL字型プールなどを含む4種類のステージを除いては、キャンペーンモードもアンロック可能な追加要素も存在しない。あるのは俯瞰視点で眺めるシンプルなステージとボードを操るいくつかのコマンド、ゆったりとしたテンポのBGMが流れるチルな時間だけだ。
淡々と滑りを楽しむもよし、空中でのトリックやステージの縁でグラインドを決めるのも自由。無駄の削ぎ落されたストレスフリーな設計だが、転倒やコースアウトの危険もあるので気が抜けない。トリックに成功すると技名もしっかり表示される仕様。
開発を手がけるPaul Schnepf氏は、10分から15分程度のライトなプレイを想定した本作を「デジタルおもちゃ」のようなものだと評している。
同氏は『Islanders』や『Superflight』などの作品を生んだドイツのインディースタジオGrizzly Gamesの共同設立者であり、自身もまたスケーターという一面も持つ。そうした経験を元に作られた本作は、PCではもちろん今後出荷予定の携帯ゲーム機「Steam Deck」でもより一層楽しめることだろう。
『The Ramp』は、PC(Steam)向けに配信中。販売価格は620円で、8月11日(水)までは20%オフの496円(各税込)で購入できる。
ライター/dashimaru