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次世代FPS『バトルフィールド 2042』の謎に包まれていたモード「ハザードゾーン」の詳細が判明。2回しか脱出できない危険地帯で、生存をかけてアイテムを奪取する内容に

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 Electronic Artsは、次世代FPS『バトルフィールド 2042』に関する新モード「ハザードゾーン」の詳細を明らかにした。あわせてトレーラーを発表している。

 『バトルフィールド 2042』の対象プラットフォームはPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series S/X、PC。11月19日の発売を予定している。

『バトルフィールド 2042』とは

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 『バトルフィールド 2042』は新世代の『バトルフィールド』シリーズ最新作。PS5、Xbox Series S/Xという次世代機の持つポテンシャルにより、近未来の全面戦争を描く。PS4、Xbox One版は最大64人、PS5、Xbox Series X|Sという次世代機ならびにPCでば最大128人のプレイヤーが戦いを繰り広げるマルチプレイヤーバトルが体験可能だ。

 舞台は2042年、転換期を迎えた世界。食料、エネルギー、清潔な水の不足により、多くの国は崩壊して人類史上最悪の難民危機に陥っていた。この危機のさなか、アメリカとロシアは全面戦争へと突入した。

 大勢の難民たちはコミュニティを結成し軍事力も有していた。プレイヤーはその難民コミュニティのなかの「スペシャリスト」として、ひとつの旗の下ではなく属する国のない新たな世界の未来ために戦いへと赴く。

「全面戦争」と「バトルフィールドポータル」

 本作は大きく分けて3つのゲームモードがあり、それが「全面戦争」、「ハザードゾーン」、「バトルフィールドポータル」だ。

 「全面戦争」は、次世代機およびPCにて「64vs64」の128人の大規模戦闘が可能となる。韓国、シンガポール、ギアナ、インド、エジプト、カタール、南極のマップが存在することが発表されており、大都市で竜巻が巻き起こったり、ロケット発射場でバトルを繰り広げるなど、多彩な戦闘が楽しめるものとなっている。

 また「バトルフィールドポータル」は、ゲームルール(デスマッチなど)、軍隊(兵士、武器、ビークル)、HUD、マップ規模などをプレイヤーが自由にカスタマイズし他のプレイヤーとシェアできる、コミュニティ主導型の新モードとなっている。

次世代FPS『バトルフィールド 2042』は、ゲームルールをカスタマイズして、シェアできる新モード「バトルフィールドポータル」が搭載。『1942』『Bad Company 2』『3』のマップや兵士が収録され、自由にビルダーができる

「ハザードゾーン」の詳細が判明

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 そして今回、明らかになったのが「ハザードゾーン」だ。これまで「バトルロイヤルではない」と明言されていたものだが、その詳細が明らかになった。

 『バトルフィールド2042』の世界では、大規模なブラックアウト現象によって人工衛星の総数が70%減少している。その中で情報収集のための新たな手段として、臨時の低軌道衛星が登場するようになった。この一時的な人工衛星は、情報を集めた「データドライブ」をそれぞれのアメリカまたはロシアの支配地域に投下させ、該当の占領軍が確保することによって情報を収集している。レイヤーはこのデータドライブを手に入れるために、危険地帯に入り込むこととなる。

 具体的なゲーム内容は、各分隊が最大4人で構成される8分隊に分けられたプレイヤーたちが、マップ内にある複数のデータドライブを回収して生還を目指すというものだ。

 PS5、Xbox Series X|S、PCでは最大32人、PS4、Xbox Oneでは最大24人での対戦が可能となっている。

 この地域はアメリカやロシアの支配地域であり、他のプレイヤーの部隊だけではなく、NPCである占領軍と交戦することもあり得るだろう。データドライブの位置は、手元のスキャナーを使うとおおよその位置がわかるが、ほとんどが占領軍が防御しているとのこと。

「嵐」が迫る状況の中、生存権をかけて脱出する

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 重要なのがこの地域に「」が迫っており、2回しか脱出する機会がないという点だ。脱出地点はランダムば場所に設定され、しかもわずかな間しか存在しない。

 そのため生存枠を巡って他の分隊と戦うことが余儀なくされる。ときには全分隊が全滅することもあるだろう。最初の脱出ポイントを狙うのか、それともリスクをとって2回目の脱出を狙うのか、難しい判断が迫られそうだ。

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 果敢にデータドライブを回収するのもひとつの手だが、ほかの分隊を待ち構えて、襲撃することによって先に脅威を排除するのもひとつの手といえるだろう。とはいえそういったことも相手は想定している場合があるので、一筋縄ではいかないはずだ。もしくは状況によっては、占領軍を相手に共闘することもあり得るのかもしれない。

 また、新しいデータドライブが上空の衛星から落ち、占領軍が支配していない地域に落着する可能性もあるという。こうした要素は、プレイヤーの分隊同士の熾烈な争いの種になるだろう。

 いずれにしろ最大の目的は相手を倒すことではなく、データドライブを回収すること。嵐が近づいているので、膠着状態だけは避けたいところだ。

 なおこのデータドライブを奪取して脱出に成功すると、ゲーム内で使える資金となるので、装備などを購入してプレイヤーキャラクターのアップグレードが可能だ。この装備は次のマッチで活かすことができる。

9月に逝去した俳優のマイケル・K・ウィリアムズさんにもコメント

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 なお今回の「ハザードゾーン」発表したメディア向けの映像には、開発スタッフは『バトルフィールド4』、『バトルフィールド 2042』に出演していたアイリッシュ役で今年9月に逝去した俳優のマイケル・K・ウィリアムズさんにも言及を出している。

 「私たちはいまだにショックを受けている」とし、「彼の遺産がバトルフィールドの世界で生き続けることが重要だと考えました」とコメント。事前の発表通り、マイケル・K・ウィリアムズさんが演じたアイリッシュが登場することを明言し、マイケルさんの死を追悼した。

 これまで「バトルロイヤル」ではないと明言されていた「ハザードゾーン」。今回の詳細が明らかになった通り、「バトルロイヤル」とは違った一風変わった楽しみを提供してくれそうだ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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