ピックアップは、同社の運営するZ世代向けチャット小説アプリ「TELLER(テラー)」の読者を対象に「ゲーム」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公開した。
調査対象はアンケートに回答した26歳未満の377名。59.4%が女性、13〜18歳の中高生が62.9%と半数以上を占めている。また、「普段ゲームをどのくらいの頻度でプレイしていますか?」という質問には65.3%のユーザーが「毎日」と回答している。
「普段どのようなジャンルのゲームをよくプレイしますか?」という質問には、音楽ゲームが60.5%で圧倒的な票数を獲得して1位となったほか、「一番好きなゲームを1つ上げるなら何ですか?」の質問には2位の『荒野行動』と8票の差をつけてボーカロイドが登場するソーシャルゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク』が21票で1位を獲得。
中高生のユーザーが多い傾向のアンケートだったこともあり、「普段どのプラットフォームでゲームすることが多いですか?」という質問に対して87.8%がスマートフォンと回答するなど若年層へのスマートフォン向けソーシャルゲームの普及度が見える結果となった。
TELLERが実際に『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク』をプレイしているユーザーにインタビューを行ったところ、
「バンドリとか旧来の音ゲーと違って楽曲がボカロの曲なんですよね。僕含め、わりとサブカル的に育っているZ世代はボカロ全盛期で育っていることも多く収録されている曲が熱いんですよ。あと、バンドリとかと違ってかっこいい男の子も出てくるので女の子も楽しみやすいのも理由の一つだと思います。」
と語ったとのことで、サブカルチャーの象徴でもあったボーカロイド楽曲がカルチャー自体の普及によってより幅広い層に届いていることが伺える。
また、『荒野行動』『第五人格』『フォートナイト』などといったネットワークに繋ぎ他のユーザーと競う対戦ゲームの人気が高いことも特徴として浮かび上がってくる。「ゲームをきっかけにオンラインで友達ができましたか?」という質問には55.4%のユーザーが「はい」と回答、さらにTwitter、Discordでゲームをする友達を見つけたというユーザーが多く見受けられた。
新たにプレイするゲームの情報収集については1位がYouTube、2位がTwitter、3位がTikTok、そして友人や家族、テレビと続き情報サイトは6位という結果に。ゲーム実況動画を見て新たにプレイするゲームを決めたり、TikTokではスーパープレイを見たりという使い方が主のようだ。
テラーでは、2021年9月にもアニメに関するアンケート調査の結果を発表している。こちらも若年層のSNSとアニメ視聴の関連性が見出せるなど、今回の調査と併せて確認すると興味深い結果となっているのでぜひチェックしてほしい。
リリース全文は以下のとおり。
DMMグループであるピックアップ株式会社(代表取締役社長 蜂谷 宣人)は、同社の運営するZ世代向けチャット小説アプリ「TELLER(テラー)」の読者を対象に「ゲーム」に関するアンケート調査を実施しました。
■調査サマリ
Z世代の60.5%が、好きなゲームジャンルは音ゲーであると回答。
普段良く遊ぶゲームプラットフォームはスマホゲームが87.8%である一方、一番好きなゲームタイトルにはコンシューマーゲームとPCゲームも多数ランクイン。
55.4%がオンライン対戦をきっかけに友達ができたと回答。
ゲームに課金しているZ世代は35.8%。ゲームは動画で探す傾向がより顕著な結果に。■調査概要
調査対象:
「TELLER」アプリユーザーのうち、回答いただいた26歳未満の方377名(有効回答数)
地域:全国
調査時期:2021年9月12日(日)〜19日(日)
調査手法:インターネットによるアンケート調査
※本リリースの調査結果や分析をご掲載いただく際には「TELLER調べ」とご記載ください■調査対象者の基本属性
・男女比と年齢層
女性の方が多く、13〜18歳の中学~高校生世代が62.9%と半数以上を占めました。
・ゲームを遊ぶ頻度
Z世代は、92%が週一回以上ゲームを遊んでいると回答しました。毎日ゲームを遊ぶ人が多数派で、65.3%が毎日遊んでいると回答しました。
以降紹介する回答は、上記の傾向を持ったユーザー377名の回答となります。■一番好きなゲームは音ゲー派が圧倒的1位。Z世代に一番良く遊ばれているゲームは「プロセカ」。
普段どのようなジャンルのゲームを遊んでいるかを聞いた所、音楽ゲームという回答が圧倒的な1位で60.5%となりました。
一番好きなゲームは何かを自由回答で聞いた結果も、音ゲーの『プロセカ(プロジェクトセカイ)』が大差を付けて1位であり、2~3位はバトルロイヤル系のゲームが並ぶ結果となりました。
実際にプロセカを遊んでいるZ世代にインタビューを行ったところ、「バンドリとか旧来の音ゲーと違って楽曲がボカロの曲なんですよね。僕含め、わりとサブカル的に育っているZ世代はボカロ全盛期で育っていることも多く収録されている曲が熱いんですよ。あと、バンドリとかと違ってかっこいい男の子も出てくるので女の子も楽しみやすいのも理由の一つだと思います。」とのことでした。
なお、その他の回答としては『スマブラ』『マリオカート』等の任天堂のゲームや、『アイナナ』『あんスタ』等の音ゲーが多く見られました。■よく遊ぶのは圧倒的にスマホゲームな一方、好きなゲームにはコンシューマーゲームも多数ランクイン。
普段良く遊ぶゲームのプラットフォームに関しては、87.8%がスマホゲームと回答し、圧倒的多数となりました。
一方で、上述の「一番好きなゲームを1つ上げるなら何ですか?」という回答で得られたゲームのプラットフォームを分類してみた所、以下のようになりました。
スマホゲームが依然として1位ではあるものの、コンシューマーゲームとPCゲームとの開きはかなり縮まった結果となりました。
また、PCゲームとコンシューマーゲームの順位が逆転しているのも興味深い結果です。スマホゲームしか遊ばないという層も一定数いることを踏まえると、Z世代にとっての面白さではコンシューマーゲームとPCゲームの方が優っていると言っても良さそうです。
実際にZ世代にインタビューを行ったところ、「今どきのコンシュマーゲームやPCゲームはとても完成度が高く、見てるだけで楽しいんですよね。グラフィックも綺麗ですし。自分の推しの実況者、Youtuber、Vtuberなどみんなが動画にしたり配信しているのでわざわざ自分でやらなくてもいいかなって思うこともあります。」とのことでした。なお、スマホゲームでは『プロセカ』『バンドリ』『アイナナ』等の音ゲーが人気であり、コンシューマーゲームでは『スプラトゥーン』『ポケモン』『スマブラ』等の任天堂ゲーム、PCゲームでは『APEX』『フォートナイト』等のバトルロイヤル系FPSゲームの支持が厚い結果となりました。
■Z世代には対戦ゲームが人気。55.4%がオンラインでの対戦をきっかけに友達ができたと回答。
一番好きなゲームに関して『マインクラフト』や『ツイステ』など一部を除いてほぼ9割程度がオンライン・オフライン問わず対戦要素のあるゲームを挙げているのもZ世代の特徴です。
そこで、オンライン対戦に関して遊ぶかどうかを聞いてみた所、71.1%がオンライン対戦を遊ぶと回答し、55.4%がオンラインでの交流をきっかけに友達ができたと回答しました。
また、オンライン対戦をきっかけに友達ができたと回答した方にどこで出会ったかを聞いた所、Twitterが最も多数派で51.2%の回答となりました。
実際にオンライン対戦についてZ世代にインタビューを行ったところ、「そのゲーム専用のTwitterアカウントを作っておくと色々便利なんですよね。それこそ新キャラの情報とか。Twitterが一番情報が早いので、ゲームの公式、有名配信者とかはフォローしています。ランク上げだとバトルロイヤル系全般は基本チーミングが必須なのでTwitterで募集を探して一緒に行ったりといった感じですね。RTでの拡散ってTwitter特有のやり方だと思うので、友達探しもしやすいです。」とのことでした。
また、プレイしたゲームに関して、友人に勧めたり記録を取っているかを聞いた所、56.2%が友人や家族に勧めていることが分かりました。
オンライン対戦で友達を作るだけでなく、自分がやっているゲームに友達を誘う傾向もあるようです。
SNSにゲームのレビューや感想を投稿していると回答した人数と、Twitterで友達ができたと回答した人数と、がほぼ同数のため、レビューや感想の投稿をきっかけにオンラインで交流しているのではないかと思われます。
参考情報として、43.0%がゲームをきっかけにe-sportsに興味を持ったことがあると回答している一方で、e-sportsの大会への参加経験は5.3%に留まりました。
Z世代にとっては、オンライン対戦で新たな友達を作る方が、大会に参加してオフラインで友達を作るよりも手軽で身近なようです。また実際にesportsについてZ世代にインタビューを行ったところ、「esportsってだいぶ身近なものになったとは思うんですが、正直ハードルが高いです!ゲームってとても奥が深くてPSとか本当にプロの世界で。だから自分の時間をそれにかなりつぎ込めないとそもそも上手いプレイヤーとは渡り合えないです。」とのことで具体的に何がハードルが高いといったことはヒアリングでは挙がりませんでしたが、心理的にハードルが高いことが伺えました。
■ゲームに課金しているZ世代は35.8%。ゲームは動画で探す傾向がより顕著な結果に。
直近6ヶ月でゲームにお金を使っているユーザーは35.8%いることが分かりました。
以前に弊社で行ったアニメに関するアンケート(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000023974.html)と比較すると、ゲームへの課金傾向はかなり低い結果です。今回の調査では、これまでの弊社のアンケートと比較して回答した年齢層が低かったことも影響している可能性が高いですが、実際にゲームに課金をしていないZ世代にインタビューを行ったところ、「基本的にグッズと違って実際にモノとして残らないし、課金をし始めると止まらなくなってしまうのが怖いからしないです。バトルロイヤル系のゲームはほとんどがスキン課金なので、課金をしなくてもゲーム自体は楽しめますし。スキンをオシャレにしたくて凄く課金をしている人も見かけますが、自分は違います。」とのことでした。
新しくプレイしたいゲームの情報収集はYouTubeやTwitter, TikTok等のSNSで行う、ということも分かりました。
以前に弊社で行ったアニメに関するアンケート(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000023974.html)と比較すると、特にTikTokでの情報収集が伸びており、またYouTubeが1位であることから、ゲームの場合は実況や実際のゲーム画面など、文章よりも動画から情報収集していることが分かります。実際にゲームの情報収集の仕方についてZ世代にインタビューを行ったところ、「YouTubeでゲーム実況者が新しいゲームやり始めると、こんなゲームもあるんだ!っていう新しいゲームの発見にもなりますし、実況者のゲーム実況見て、自分のゲームの立ち回りの参考にするときもあります。何も知らずに進めると結構手こずるところも実況見ていると変に詰まることもなく気持ちよくゲームできますし、プラス要素も楽しめます。TikTokだとゲームのスーパープレイが決まった瞬間の動画をよく見ます。」とのことでした。
今後の調査でも「エンタメ領域でのZ世代の消費行動」や「今、Z世代に流行っている事象」に関して、TELLERが抱えるエンタメコンテンツの消費に長けているZ世代ユーザーに調査・ヒアリングしていく予定です。
より詳細なデータが欲しい企業様や、Z世代にアンケート・ヒアリングしたい企業様は、以下のメールアドレス寄りお問い合わせください。
pr@picappinc.jp
TELLER公式Twitterアカウント:https://twitter.com/app_teller■サービス概要
サービス名:TELLER(テラー)
【iOS】
カテゴリ:ブック
対応機種: iOS 11.0 以降。iPhone、iPad、および iPod touch に対応。
URL:https://itunes.apple.com/jp/app/teller/id1238587832【Android】
カテゴリー:エンタテイメント
対応機種:Android 6.0以上の機種
URL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.picappinc.teller【Web】
URL:https://teller.jp■テラー運営会社概要
会社名:ピックアップ株式会社
株主:合同会社DMM.com(100%)
URL:https://picappinc.jp/
所在地:〒106-6224 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー24F
事業内容:スマートフォン向けサービスの企画・開発・運営
代表取締役:蜂谷 宣人
設立:2014年7月8日