2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」候補30語が11月4日(木)、発表された。1年でもっとも広く使われるようになり、その年を代表する言葉として選出された語の中には、ゲーム業界から「ウマ娘」がノミネートを果たしている。
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「ウマ娘」は、Cygamesが展開するメディアミックスコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の略称として知られる。競走馬を擬人化したウマ娘たちを育成してレースでの勝利を目指すゲーム内容が人気を博し、アニメやマンガへの展開などでも話題を呼んだ。
2月のサービス開始以降、モバイル版のダウンロード総数は記事執筆時点で1100万本を達成。『日系トレンディ』が選ぶ今年の「ヒット商品ベスト30」にも選出され、経済界からも注目される形となった。
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ゲーム関連では2020年に「あつ森」(『あつまれ どうぶつの森』)が、2018年には「eスポーツ」がトップ10に選ばれ大きな存在感を示した。2019年には「ドラクエウォーク」も候補30語にノミネートされたが、過去37回の開催においてゲーム用語が年間大賞に輝いたことは一度もなく、「ウマ娘」が抜擢されれば今回が初の快挙となるだろう。
第38回目となる2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、12月1日に年間大賞とトップ10を発表予定。なお候補30語の中には、ドラマ人気が世界を席巻し多数のファンメイドゲームが作られた「イカゲーム」や、ゲーム業界でも広がりを見せる最新技術「NFT」(非代替性トークン)も含まれている。