Double Dagger Studioは11月14日(日)、ネコアドベンチャーゲーム『Little Kitty, Big City』の予告映像を公開した。コンソールおよびPC(Steam)向けに2022年内の発売を予定している。
『Little Kitty, Big City』は、迷子の黒い子ネコが家に帰り着くまでの旅路を描くゲームだ。プレイヤーは子ネコを操作して、茂みのなかから屋根の上まで、広く大きな街のあらゆる場所を探検する。
これまでにも開発の進捗はSNSで披露されてきたが、ティザートレイラーの公開は今回が初めて。歩く姿や勢いよく箱に飛び込む様子、抜け道を通ろうとしてお尻がつっかえてしまうモーションなど、本物のネコさながらの愛くるしいアクションの数々が収められている。
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街には八百屋があり、自販機や日本語で書かれた看板が並ぶ。開発を手がけるのはアメリカのチームだが、モデリングを担当するDmaw氏はVR寿司ライフアドベンチャー『Sushi Ben VR 「海の街物語」』を個人で制作するなど、日本への造詣が深いようだ。なおチームを率いるMatt T. Wood氏は、かつてValveで『Portal 2』や『Half-Life 2』の開発にも関わった経歴を持つ。
ゲームプレイの詳細は明らかとなっていないが、バネやスプーンなどのアイテム収集のほか、ツタをよじ登ったり鉢植えを落として割ったりといったやんちゃができる模様。魚をくわえて走るシーンやアヒルを連れて歩く場面もうかがえた。さらにはイヌやカラスといった街の動物たちとの会話や、チャーミングな被り物も身に付けられるのが確認されている。
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※動画は開発中のゲームプレイ映像
ネコになって街を冒険するゲームといえば、サイバーパンク風の未来を舞台にした『Stray』も2022年に発売を控えている。ダークな雰囲気が漂う同作に対し、ほのぼのとした世界観が特徴の『Little Kitty, Big City』。Steamのストアページには「ネコに締め切りなし(Cats don’t have deadlines)」とあるが、日本語表示にも対応という嬉しい知らせも記されている。発売を楽しみに待ちたいところだ。